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令和4年版 消防白書 (42 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf
出典情報 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》
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イ 消防団員の処遇改善に係る対応状況の公表
特集

各市町村の取組状況のフォローアップの一環とし

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て、
「消防団員の処遇改善に係る対応状況調査」を
実施し、令和4年4月1日現在の年額報酬額、災害
に関する出動報酬額及び報酬等の団員個人への直接

消防団を中核とした地域防災力の充実強化

支給の状況の3点を取りまとめ、令和4年4月 28
日に公表した(特集 3-10 図)
。その結果、基準を満
たす市町村が約7割となった一方、未だ基準を満た
していない市町村もあることから、今後も、様々な
機会を捉えて、年額報酬額や災害に関する出動報酬
額、団員個人への報酬等の直接支給について、基準
に沿った対応が行われるよう、各地方公共団体に対
し働きかけを実施していく。
(2)消防団に対する理解の促進
地域の安全・安心に欠くことのできない消防団活
動について広く認識・評価されることが、消防団員
の処遇改善や、今後の団員確保につながるものと考

消防団員募集ポスター

えられることから、消防庁としては以下のような消
防団への加入促進策や消防団活動の発信・表彰等の
取組を実施している。

イ 消防団活動の PR
消防庁ホームページにおいて、消防団の特設コー
ナーを設置し、消防庁における最新施策や最新情報

ア 消防団員入団促進キャンペーンの全国展開
消防団員の退団が毎年3月末から4月にかけて多
く、退団に伴う消防団員の確保の必要性があること
を踏まえ、毎年1月から3月までを「消防団員入団

のほか、各消防団における取組事例等を掲載し、消
防団活動や加入促進の PR に努めている。
(参照 URL:https://www.fdma.go.jp/syobodan/)
また、地域住民に消防団をより身近なものとして

促進キャンペーン」期間として、入団促進に向け、

知ってもらうため、平成 29 年度から毎年度、各都

消防団員募集ポスターやリーフレットを作成して全

道府県及び市町村から消防団に関する動画作品を募

国の市町村・消防本部等に配布するなどにより、広

集し、優秀な作品を表彰する「消防団 PR ムービー

報の全国的な展開を重点的に行っている。令和3年

コンテスト」を実施している。

度は、より女性・若年層に対する広報を強化するた
め、前年度の取組に加え、ウェブサイト上や電車内
モニターに広告を掲出するなどの取組を実施した。

ウ 消防団等充実強化アドバイザーの派遣
平成 19 年4月から、消防団の充実強化等に関す

令和4年度も引き続き、こうしたキャンペーンを実

る豊富な知識や経験を有する消防職団員等を、
「消

施している。

防団等充実強化アドバイザー」として地方公共団体
等に派遣し、消防団への加入促進、消防団の充実強
化等を図るための具体的な助言や情報提供を行って
いる。
令和4年 10 月4日現在、
27 人のアドバイザー(う
ち女性 10 人)が全国で活躍している。

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