よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和4年版 消防白書 (143 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf
出典情報 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2章



コラム

消防防災の組織と活動

女性の消防団への加入促進及び
女性消防団員の活動の活性化について

消防団の活動には、女性ならではの活動も多く、
多くの女性消防団員が活躍している。
全国の消防団員数が減少する中、女性消防団員数
は、令和 4 年 4 月 1 日現在で2万 7,603 人(前
年に比べ 286 人増加)となっており、年々増加し
ている。女性消防団員がいる消防団の割合は 76.5
%となっており、働いている方も、学生の方も、主
婦の方も、多くの女性が消防団で生き生きと輝いて
いる。

施するなど、多くの地方公共団体で女性をはじめと
する幅広い団員確保や団員活動活性化に向けた様々
な取組が行われた。
<幼児向け教室での寸劇による防火教育の様子>

■消防団員入団促進キャンペーン
令和4年度も前年度に引き続き、女性、若者に人
気の著名人を起用したポスター作成や電車内モニタ
ー広告の掲出による入団促進を行っているほか、女
性消防団員募集のためのリーフレットや PR 動画
(消防庁 HP にて公開)では、実際に活躍している
女性消防団員が出演し、入団した後の活動がイメー
ジしやすい内容になっている
(詳細は特集3を参照)

■女性・若者等消防団加入促進の取組支援
消防庁では、地方公共団体が企業・大学等と連携
して行う女性・若者等消防団加入促進の取組をモデ
ル事業として支援している。
令和3年度は、富山県において映画館やプロスポ
ーツチームの試合会場にて女性・若者向け入団促進
PR 映像の放映を実施したほか、鹿児島県鹿児島市
では、女性消防団員による救急講習や防火教育を実

<住民向け救急講習の様子>

女性消防団員の活躍の様子(鹿児島県鹿児島市)
女性消防団員インタビュー

浦川優子 さん

消防団は女性が輝ける場所

所属:松山市消防団女性分団
職業:個人事業主

学生時代から大学生消防団員の活動に参加
していた浦川さんは、現在も家庭や仕事と両立
しながら消防団の活動を続けています。

女性消防団員の推移

消防団員数が減少する一方で、女性消防団員数は年々増加しています。 令和 4 年 4 月 1 日現 在 、27,603
人( 全体の 3.5%)、女性消防団員が活動している消防団の割合は、76.5%となっています。
女 性 消 防 団員は、地 域の実 情に応じて、消 防 団 本 部 付けの採用とされたり、各 地 域を管 轄する分 団に所
属したり、女性のみで組織する分団に所属するなど、活躍の形態はさまざまです。
消 防 団の組 織の活 性 化や地 域のニーズに応える方 策として、女 性 消 防 団員をより積 極 的に採用しようと
いう動きは全国的に広まっています。
女 性の持つソフトな面を活かして、住 宅用火 災 警 報 器の普 及 促 進 、一 人 暮らしの高 齢 者 宅の防 火 訪 問 、
住 民に対する防 災 教 育 及び応 急 手当の普 及 指 導 等においては、特に女 性 消 防 団員の活 躍が期 待されてい
ます。また、消火活動や後方支援 、操法訓練にも参加しています。

( 人)

(%)

30,000

4.0

女性消防団員数

25,981

女性消防団員数の全消防団員に占める割合

25,000

22,747

23,899

3.1

21,684
20,109

20,000

2.8

19,043
2.5

16,699

15,000

2.2

14,665

3,363

0.5

3.3

3.4

3.5

3.5 %

2.6

3.5

平成4

6

2.3

2.0

1.5

1.6

1.1

1.2

1.0

0.7

8

0.5

10

最初は救命や防災の知識を身につけ、自分や家族のために
役立てたいという思いがあり、実際に子どもが急な発熱とけ
いれんを起こしたときに知識を活かすこともできました。
でも、消防団の活動に関わる中で、どんどんこの知識を広
めていきたいという気持ちが強くなっていきました。レク
チャーをする場でも、うなずきながら話を聞いてくださる方
や、積極的に質問してくださる方がいると、やりがいや責任
感が生まれて、もっと勉強したいという気持ちになります。
それで、今も少しずつ知識をアップデートしています。

2.5

0.3

0

もっと救命の知識を広めたい

3.0

令和 4 年

2.9

0.9

4,939

5,000

3.2

27,603

1.4

8,485
6,796

11,597

27,200 27,317

学生時代は災害時に避難所などで支援を行う大学生消防団
員の活動をしていましたが、そのきっかけは、東日本大震災
です。大規模災害がいつ起こるかわからないと知り、自分に
できることはないかと考えるようになりました。
社会人になっても、救命や防災に関わる活動を継続したい
と思い、消防団に入団しました。現在は仕事もしながら二人
の子どもを育てていますが、一人で暮らすお年寄りへの訪問
サポートや、学校や公民館で開かれる救急蘇生法に関するセ
ミナーのお手伝いなどに参加しています。

1.9

13,148
10,176

10,000

26,625

24,947

地元のためにできることを

12

14

16

18

20

22

24

26

27

28

29

30

31 令和2 3

(備考)「消防防災・震災対策現況調査」により作成

女性消防団員が地域で担う取り組みの例
多くの女性のチカラが消防団で輝いています
●広報活動、防火指導(高齢者宅、幼稚園等) ●救急講習、AED 講習
●災害時の女性や子ども、高齢者への対応
●避難所運営訓練( HUG )、研修
●啓発劇、広報劇
●小学生防災キャンプでの啓発

できる範囲で
無理なく
続けられそう

4

0

( 年)

少しでも人の役に立てるはず
消防団は、結婚をしても、出産をしても、何かしら
の形で救命や地域に関わることができる場です。私も
小さい子どもがいることで十分に活動できているとは
言えませんが、それでも学んだことを伝えたり、地域
活動の際に安心感を与える役割を担ったりと、人の役
に立てているという実感があります。少しでも「何か
できることはないかな?」と思ったら、まずは救命の
講習やセミナーからでも参加してみてほしいです。

いろんな世代の人と出会い、
地域の魅力を再発見でき、
地元への思いも強くなりました

消防団は世代を超えた
コミュニティでも
あるんですね

裏面には、消防団の基本情報やお問い合わせ先などがあります。ぜひご覧ください。

女性向けの消防団員募集リーフレット(令和4年度)
128