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令和4年版 消防白書 (225 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf
出典情報 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》
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6章



第 6-7 図

消防防災の科学技術の研究・開発

放水実験用の実大燃焼区画

てることを目的とする。
(イ)令和3年度の主な研究開発成果
研究に用いる実験用機体システムの設計を行い、
ベースとなる機体と、機体に搭載する計測機器類の
仕様を決定した。
実験用機体システムの開発の第一段階として、慣
性航法センサと超音波風向風速計測装置を機上で動
作させるためのプログラムを構築し、地上での動作

第 6-8 図

3

容積8m の区画内での燃焼

確認を行うとともに、超音波風向風速計測装置単体
の計測精度の検証実験を実施した。
併せて、時刻同期させた計測値を複合して飛行中
の風況分布を推定するための技術の開発も行った。
今後実施予定の「野焼き上空での飛行計測実験」
の実施候補地において野焼き観測(第 6-10 図)を
行い、実験計画案の具体化も実施した。

0.1 m2の燃焼皿
第 6-9 図

第 6-10 図

 行計測実験実施候補地での野焼き観

測の様子

牛乳パックを使った簡易燃焼区画

側面はガラス板

線香の煙
ウ 火炎上空の気流計測のための無人機の飛行制御
技術
(ア)背景・目的
日本全国の消防機関でドローンの導入が増加して
きており、多様な現場活動の支援に用いるためには

(5)
危険物施設における火災等事故・地震災害を
抑止するための研究
ア 石油タンクの地震被害予測高精度化のための研

(ア)背景・目的

機体の飛行安定性やシステムの信頼性の向上が必要

危険物施設における地震災害を抑止する上で、石

である。最近では火災現場での偵察活動や消火支援

油類の貯蔵・取扱量が多く、危険性が他の施設より

活動としての運用も検討されはじめており、火炎上

も大きな大型石油タンクの地震時の被害予測を高い

空での飛行に関する知見の蓄積や安定した飛行制御

精度で行うことは重要である。石油タンクの地震被

技術の開発が特に必要である。

害を高精度に予測する上での課題には、入力地震動

本研究では、火災現場上空を自律的に飛行し、現

の予測精度向上と、石油タンクの地震動応答評価精

場上空の気流計測を行うための機体システムと、そ

度向上の2つがあるが、本研究課題では、入力地震

の飛行制御システムの研究開発を行う。火災現場上

動、
とりわけ石油タンクに液面揺動(スロッシング)

空の風況分布を知るための要素技術の開発を進める

を生じさせる周期数秒から十数秒の長周期地震動の

とともに、火炎上空での飛行についての知見を蓄積

予測の高精度化に取り組む。本研究課題では、石油

していくことで、火災現場で運用する際の機体の安

コンビナート地域等大型石油タンクが立地する場所

全性の向上や、安全な運用マニュアルの作成に役立

における長周期地震動の予測の高精度化を目的とし

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