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令和4年版 消防白書 (227 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r4/items/r4_all.pdf
出典情報 令和4年版 消防白書(1/23)《総務省 消防庁》
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6章

消防防災の科学技術の研究・開発



(7)
消火活動困難な火災に対応するための消火手
法の研究開発
ア 背景・目的
大規模倉庫等の施設で火災が発生した場合、現行
の消防用設備等により適切に消火又は延焼阻止でき

そこで、救急隊員の感染リスクをより下げるため
に救急隊員が暴露されるウイルス量を低減する気流
制御方法の研究及び変化する救急需要に応じて望ま
しい位置に救急隊の待機場所を変更することにより
平均現場到着時間を短縮する手法の研究を行う。

るように消防訓練等が行われているが、倉庫等の特
徴である火災荷重
(単位面積当たりの可燃物の重量)

イ 令和3年度の主な研究開発成果

が高いこと、さらに各物品の可燃性の違い等が要因

救急隊員が暴露されるウイルス量を低減する研究

で初期消火に失敗した場合、急速な延焼拡大により

においては、研究に必要な情報を得るため実験用救

大量の濃煙熱気が発生する。また、倉庫の構造上、

急車(第 6-12 図)の気流計測(第 6-13 図)を実

外壁開口部が少ないため、外部からの消火活動及び

施するとともに、ウイルスを除去する気流制御装置

消防隊が内部進入できない等により消火活動は極め

の試作(第 6-14 図)を行った。

て困難となる。
本研究は、近年多発している消火活動困難性が極

第 6-12 図

実験用救急車

第 6-13 図

気流計測場所例

第 6-14 図

気流制御装置の試作機

めて高い倉庫火災等に対し、安全で有効な消火手法
及び消火戦術の検討を行うことを目的とする。
イ 令和3年度の主な研究開発成果
倉庫火災の事故事例調査や大規模物流倉庫の構
造、また、消防用設備等の実態、倉庫内の取扱い物
品やレイアウト等の調査を行い、大規模倉庫火災時
の問題点や課題等を抽出した。また、調査結果を基
に、次年度から行う消火手法及び消火戦術の検討の
ため、実験用の倉庫模型の設計・製作も行った(第
6-11 図)

第 6-11 図

倉庫模型の外観

(8)
救急搬送における感染症対応に関する研究開

ア 背景・目的
救急隊員は、基本的に全ての傷病者に対して感染
防止策を講じているが、常に感染リスクにさらされ
ている。また、救急出場件数に関しては感染症拡大
期や今後の高齢化に伴い増加する可能性があり、救
急業務の効率化が求められる。
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