よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


最終評価報告書 第3章(Ⅱ5~Ⅳ) (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【次期国⺠健康づくり運動に向けたデータや関連する研究】
○ 住⺠が⾝体活動しやすいまちづくりや環境整備の状況や進展度合いを定量的に把握するための
指標に関する研究に取り組むことを検討する。
○ まちづくりや環境整備と⾝体活動の関連について、どのようなまちづくりや環境整備が⾝体活動促
進に効果的であるかに関する研究に取り組むことを検討する。

<その他、⾝体活動・運動領域に関する課題>
座位⾏動時間の減少
【充実・強化すべき取組】
○ アクティブガイドの改定にあわせて座位⾏動の基準策定を検討する。
【周知・啓発】
○ 「座位⾏動」という⽤語を普及させるとともに、健康のために座位⾏動時間を減少させることの重
要性を啓発する。
○ ⻑時間の座位⾏動を避け、時々、座位⾏動を中断する(ブレイクする)ことの重要性を啓発す
る。
○ ⾞いす利⽤者や整形外科等の疾患を有する⼈に配慮しながら啓発活動を展開する。
【関連省庁との連携】
○ 経済産業省が推進する「健康経営」15)と連携・協⼒を図り、就業時間中における「座位⾏動問
題」に対する対策を検討していく。
【次期国⺠健康づくり運動に向けたデータや関連する研究】
○ 次期国⺠健康づくり運動に向けて、全国的な座位⾏動の現状把握に関する研究に取り組むこと
を検討する。

5 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた今後の課題
【新型コロナウイルス感染症と⾝体活動に関する⽇本⼈を対象とした研究報告】
○ 令和2(2020)年4⽉に国内の⾼齢者 1,600 ⼈を対象に実施したインターネット調査による
と、新型コロナウイルス感染症拡⼤前後(令和2(2020)年1⽉との⽐較)で1週間当たり
の⾝体活動時間が約 60 分(約3割)減少していることが報告された 25)。
○ 第1波収束後の令和2(2020)年6⽉に上記 1,600 ⼈を対象に再度実施したインターネッ
ト調査によると、⾝体活動時間はほぼ元の状態に回復していたが、独居で近隣住⺠との交流が少
ない⾼齢者の回復が遅いことが報告された 26)。
○ 横浜市⺠ 18,817 ⼈の歩数を緊急事態宣⾔前後で⽐較したところ、男性より⼥性、⾼齢者より
⾮⾼齢者が減少していたことや、⾼齢の⼥性においては⼤きい公園の近くに住んでいると歩数減少
の影響が少ないことが報告された 27)。
5.(2)⾝体活動・運動

第3章 Ⅱ

293