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最終評価報告書 第3章(Ⅱ5~Ⅳ) (139 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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2 関連する取組
<領域全体に係る取組>
○ 平成 23(2011)年に公布・施⾏された「⻭科⼝腔保健の推進に関する法律」に基づき、平成
24(2012)年に「⻭科⼝腔保健の推進に関する基本的事項」を策定した。この中で、推進のた
めの具体的な⽬標・計画を策定し、平成 29(2017)年度に中間評価を⾏った。
○ 平成 29(2017)年 10 ⽉には、これからの⻭科保健医療提供体制の⽬指すべき姿として「⻭
科保健医療ビジョン」を⽰した。
○ 厚⽣労働省では、市町村が⾏う⻭周疾患検診に対し、健康増進事業により財政⽀援を⾏って
いるほか、都道府県等が⾏う⻭科健診や⻭科疾患の予防に関する取組に対し、8020 運動・⼝
腔保健推進事業により財政⽀援を⾏っている。
○ 平成 30(2018)年に「⻭科⼝腔保健の推進に係るう蝕対策ワーキンググループ」を設置し、⻭
科⼝腔保健の推進に係るう蝕対策について検討を⾏い、令和元(2019)年に報告書を取りまと
めた。
○ ⻭周病対策については、令和3(2021)年5⽉に「⻭科⼝腔保健の推進に係る⻭周病対策
ワーキンググループ」を設置し、検討を⾏っている。

<各⽬標項⽬に係る取組>
① ⼝腔機能の維持・向上(60 歳代における咀嚼良好者の割合の増加)
○ 都道府県や市町村等における⾼齢者の⼝腔機能に関する取組として、⻭科保健指導等が地域
の状況に応じて⾏われており、厚⽣労働省では、8020 運動・⼝腔保健推進事業により財政⽀援
を⾏っている。
○ 平成 30(2018)年度診療報酬改定において、⼝腔機能低下症に対する⼝腔機能管理が保
険導⼊された。
○ 平成 30(2018)年4⽉に、特定健康診査・特定保健指導を中⼼に、効果的な健診・保健
指導を実施するに当たっての基本的な考え⽅や実施する際の留意点等を⽰した「標準的な健診・
保健指導プログラム」において、「標準的な質問票」に「かんで⾷べる時の状態」に関する質問が追
加された。
○ 近年、「オーラルフレイル」の概念が提唱され、⽇本⻭科医師会が、リーフレット等を作成し、情報
提供等を⾏っている。
○ 「⼝腔機能低下症」に関するリーフレット等を⽇本⽼年⻭科医学会が作成し、情報提供等を⾏っ
ている。
② ⻭の喪失防⽌
○ ⻭の喪失の主な要因はう蝕と⻭周病であり、これらの予防のため、ライフステージに応じ、⾃治体
等において乳幼児⻭科健診、学校⻭科健診、⻭周疾患検診等が⾏われている。
○ 厚⽣労働省では、都道府県等が⾏うフッ化物応⽤や⻭科健診等の⻭科疾患の予防に関する取
組に対し、8020 運動・⼝腔保健推進事業により財政⽀援を⾏っている。
5.(6)⻭・⼝腔の健康

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第3章 Ⅱ