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最終評価報告書 第3章(Ⅱ5~Ⅳ) (140 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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③ ⻭周病を有する者の割合の減少
○ ⻭⾁炎、⻭周炎対策として、⾃治体等において乳幼児⻭科健診、学校⻭科健診、⻭周疾患
検診等が⾏われており、⻭周疾患検診を実施する⾃治体数は増加している。また、⻭周疾患検
診の対象年齢以外にも拡⼤して⻭科健診等を実施している⾃治体もある。さらに、成⼈期及び⾼
齢期の⻭周病対策として、市町村において⻭科保健指導や普及啓発等が⾏われている。
○ ⻭周病対策については、令和3(2021)年5⽉に「⻭科⼝腔保健の推進に係る⻭周病対策
ワーキンググループ」を設置し、検討を⾏っている。
④ 乳幼児・学齢期のう蝕のない者の増加
○ 乳幼児期のう蝕対策として、市町村等において保護者を対象とした⻭科保健指導や乳幼児を対
象としたフッ化物塗布、保育所・幼稚園等におけるフッ化物洗⼝等が⾏われている。
○ 学齢期のう蝕対策及び⻭⾁炎対策として、学校における⻭科保健指導が⾏われ、またう蝕対策
としてフッ化物洗⼝等が⾏われている。
○ 厚⽣労働省では、都道府県等が⾏うフッ化物洗⼝や⻭科健診等の⻭科疾患の予防に関する取
組に対し、8020 運動・⼝腔保健推進事業により財政⽀援を⾏っている。
⑤ 過去1年間に⻭科検診を受診した者の割合の増加
○ 都道府県等においては、⻭科健診(検診)の受診勧奨のための普及啓発等を⾏うとともに、法
令において義務や努⼒義務となっている対象者以外に独⾃の⻭科健診(検診)等を実施してい
る⾃治体もある。
○ 厚⽣労働省では、都道府県等が⾏うフッ化物洗⼝や⻭科健診(検診)等の⻭科疾患の予防
に関する取組に対し、8020 運動・⼝腔保健推進事業により財政⽀援を⾏っている。

3 各⽬標項⽬の評価に係る要因分析及び領域全体としての評価
<各⽬標項⽬の評価の要因分析>
① ⼝腔機能の維持・向上(60 歳代における咀嚼良好者の割合の増加)
評価は「C 変わらない」であった。咀嚼の状況には、⻭の本数や補てつ物の装着状況、⻭周病に
よる⻭の動揺や疼痛の有無、⼝腔機能等が複合的に影響すると考えられる。咀嚼機能に直接的に
影響を及ぼす⻭の本数をみると、⼀⼈平均現在⻭数は増加傾向にある⼀⽅で、60 歳代における進
⾏した⻭周炎のある者の割合は評価困難ではあったが、中間評価以降明確な改善傾向は認められ
ないと推測され、このような⻭科疾患の罹患状況等も要因として考えられる。
② ⻭の喪失防⽌
評価は、令和3(2021)年に実施予定であった⻭科疾患実態調査が中⽌されたことから、いず
れの指標も評価が困難であり、現時点では全体としても「E 評価困難」であった。
参考値として、「80 歳で 20 ⻭以上の⾃分の⻭を有する者の割合」と「60 歳で 24 ⻭以上の⾃分
5.(6)⻭・⼝腔の健康

第3章 Ⅱ

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