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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00283.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第13回 9/25)《厚生労働省》
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(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 高齢者では、複数疾患への罹患やポリファーマシーなど、リスクが重なり合う
中でフレイルが進行することを踏まえると、これらを包括的に診る役割を担う
ことが、かかりつけ医の重要な機能であると考えられるとの意見があった。
○ 生活習慣病管理料を算定していない理由として、対象患者が少ないこと以外に、
療養計画書の作成負担が大きいことが挙げられており、過去に簡素化がなされ
たものの、依然として負担感が残っている。療養計画書のあり方について見直
しの検討が必要ではないかとの意見があった。
○ 生活習慣病管理料においては、患者が治療から脱落せず、継続的に受診を続け
ることが重要な観点である。「定期的な受診を続ける上で、医療機関の体制や
機能として必要と思うこと」の調査結果において、予約診療及び長期処方への
対応が多く選択されていることを踏まえた検討が必要ではないかとの意見があ











った。
かかりつけ医機能は、地域全体で「面」で担っているという特性がある。かか
りつけ医としては継続的な通院を望む一方で、患者の状況に応じて通院先が変
更となる可能性もあることを踏まえて、継続算定率のデータは慎重に評価する
必要があるとの意見があった。
糖尿病患者に対する歯科受診は、オーラルフレイルの予防や口腔機能の低下へ
の早期対応の観点から重要である。糖尿病の内科診療を受ける外来患者に対し
ては、歯科診療所への定期的な受診を促す体制がさらに必要ではないかとの意
見があった。
長期処方への対応状況と、リフィル処方への対応状況には大きな差がある。生
活習慣病の外来診療は、データからも長期処方で十分対応できていることから、
リフィル処方の必要性は限定的であると考えられ、リフィル処方に対する過度
な期待については、見直しの余地があるのではないかとの意見があった。
高齢者に対しては、疾患重症化予防とともに、栄養・口腔機能・運動・社会参
加等を含む包括的なフレイル対策が求められている。現在は行政が中心となっ
ているが、限界もあるため、かかりつけ医を含む医療機関も一定の役割を担う
必要があるとの意見があった。
生活習慣病患者について、6か月間検査が実施されていない患者が一定おり、
適切な医学管理が行われているか疑問があるとの意見があった。
生活習慣病管理料に関する調査結果からは、検査料等が包括される生活習慣病
管理料(Ⅰ)について、生活習慣病の疾患コントロールが良好で、合併症等も
認められず、検査頻度が低下した状況において算定していると解釈できるため、
実態を分析した上で、医療資源投入量に応じた評価となるように検討する必要
があるとの意見があった。
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