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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00283.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第13回 9/25)《厚生労働省》 |
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7. 重症度、医療・看護必要度について(別添資料② P142~P191)
7-1.特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について
(別添資料② P143~P152)
○ 「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「シリンジポン
プの管理」の配点は1点となっているが、他に1点の配点となっている項目が
なく、該当基準は「2点以上」となっているため、該当基準としては活用され
ていない。
○ 日本集中治療医学会による「ICU 入退室指針(2023 年 11 月 24 日) 」におい
て掲げられている「提供する治療・ケアの因子」においては、「人工臓器サポ
ートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない動脈圧、中心静脈圧のモニ
タリング患者等については、中間ユニットで管理することも考慮する」とされ
ている。
○ 一方、「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「動脈圧測
定(動脈ライン)」「中心静脈圧測定(中心静脈ライン)」 の配点は2点となっ
○
○
○
○
○
ており、単にこれらを単独で実施しているのみであっても、基準を満たすこと
となる。
特定集中治療室(ICU)・ハイケアユニット(HCU)の入室患者の傷病名
のうち上位を占める急性心筋梗塞後の患者では、致死性不整脈の管理が重要で
あり、電気的除細動の実施や、必要に応じた抗不整脈薬の投与が診療ガイドラ
イン等で推奨されている。また、病態に応じて、一時的ペーシングが必要とな
る場合がある。
現行の「特定集中治療室用 重症度、医療・看護必要度」では、基準に該当す
る患者割合の要件は7割又は8割である一方で、実際に基準を満たす患者は、
全体の約 92%であった。該当患者割合が最も高い項目は「動脈圧測定」の約
84%であり、最も低い項目は「肺動脈圧測定」の約6%であった。
特定集中治療室管理料の算定患者のうち、「蘇生術の施行(電気的除細動を含
む)」に該当する患者割合は約5%、「抗不整脈剤の使用」は約 12%、「一時的
ペーシング」は約1%であった。
現行の「ハイケアユニット用 重症度、医療・看護必要度」の基準に該当する
患者割合の要件は、基準①で1割5分、基準②で6割5分又は8割である一方
で、実際に基準①を満たす患者は概ね3割であり、基準②を満たす患者は概ね
9割であった。
ハイケアユニット入院医療管理料の算定患者のうち、「抗不整脈剤の使用」に
該当する患者割合は約4~6%、「一時的ペーシング」に該当する患者割合は
約 0.1~0.3%であった。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 急性冠症候群の治療後や心停止蘇生後の患者は、人工呼吸器の管理等を要さな
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7-1.特定集中治療室・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度について
(別添資料② P143~P152)
○ 「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「シリンジポン
プの管理」の配点は1点となっているが、他に1点の配点となっている項目が
なく、該当基準は「2点以上」となっているため、該当基準としては活用され
ていない。
○ 日本集中治療医学会による「ICU 入退室指針(2023 年 11 月 24 日) 」におい
て掲げられている「提供する治療・ケアの因子」においては、「人工臓器サポ
ートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない動脈圧、中心静脈圧のモニ
タリング患者等については、中間ユニットで管理することも考慮する」とされ
ている。
○ 一方、「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「動脈圧測
定(動脈ライン)」「中心静脈圧測定(中心静脈ライン)」 の配点は2点となっ
○
○
○
○
○
ており、単にこれらを単独で実施しているのみであっても、基準を満たすこと
となる。
特定集中治療室(ICU)・ハイケアユニット(HCU)の入室患者の傷病名
のうち上位を占める急性心筋梗塞後の患者では、致死性不整脈の管理が重要で
あり、電気的除細動の実施や、必要に応じた抗不整脈薬の投与が診療ガイドラ
イン等で推奨されている。また、病態に応じて、一時的ペーシングが必要とな
る場合がある。
現行の「特定集中治療室用 重症度、医療・看護必要度」では、基準に該当す
る患者割合の要件は7割又は8割である一方で、実際に基準を満たす患者は、
全体の約 92%であった。該当患者割合が最も高い項目は「動脈圧測定」の約
84%であり、最も低い項目は「肺動脈圧測定」の約6%であった。
特定集中治療室管理料の算定患者のうち、「蘇生術の施行(電気的除細動を含
む)」に該当する患者割合は約5%、「抗不整脈剤の使用」は約 12%、「一時的
ペーシング」は約1%であった。
現行の「ハイケアユニット用 重症度、医療・看護必要度」の基準に該当する
患者割合の要件は、基準①で1割5分、基準②で6割5分又は8割である一方
で、実際に基準①を満たす患者は概ね3割であり、基準②を満たす患者は概ね
9割であった。
ハイケアユニット入院医療管理料の算定患者のうち、「抗不整脈剤の使用」に
該当する患者割合は約4~6%、「一時的ペーシング」に該当する患者割合は
約 0.1~0.3%であった。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 急性冠症候群の治療後や心停止蘇生後の患者は、人工呼吸器の管理等を要さな
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