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入ー1 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00283.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第13回 9/25)《厚生労働省》
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意見があった。
○ 下り搬送については、最初の搬送先が病床稼働率等の観点で、本来その病院で
診療する必要のない患者を入院させるという事象もあるようなので、機能分化
を進めても経営できるよう、評価を検討していってはどうかとの意見があった。
4-2.地域包括ケア病棟入院料について(別添資料② P44~P52)
○ 令和6年度改定で、入院 41 日目以降は入院料が低減する仕組みが導入された
ものの、地域包括ケア病棟における入院日数の中央値は 23 日程度で、改定前
後で変化はみられなかった。
○ 地域包括ケア病棟及び病室を届け出ている病棟における在宅復帰率は、入院
料・管理料1~2において 90%以上の施設が基準を満たしており、改定前後を
比較すると、改定後に高い傾向がみられた。入院料・管理料3~4においては
在宅復帰率の施設基準を満たしていない施設がみられた。
○ 地域包括ケア病棟における自宅等からの直接の入院割合は、医療機関ごとにば
らついていた。急性期病棟を有する施設では、有さない施設に比べ、直接入院
する患者の割合は少ない施設が多いものの、施設によっては直接入院を多く受
け入れていた。また、直接入院のうち、緊急入院の患者が少ない傾向にあった。
○ 地域包括ケア病棟の入院患者数上位 50 位までの疾患について、1 日あたりの包
括内の出来高換算点数は地域包括医療病棟と比べて一定の範囲に集中していた。
短期滞在手術等基本料3に該当する疾患では、請求点数が高い傾向にあった。
○ 地域包括ケア病棟における包括内の出来高実績点数は、地域包括医療病棟と比
較しばらつきが少なかった。入棟経路による包括内出来高実績点数の差は小さ
く、直接入院した群について、予定/緊急入院と手術の有無により群分けする
と、地域包括医療病棟のように4群の差は明らかでないが、緊急入院は予定入
院に比べて包括内の出来高実績点数が高い傾向であった。
○ 地域包括ケア病棟では、管理栄養士の配置基準はなく、栄養管理に係る加算や
管理料は包括されている。病棟における管理栄養士の配置数は全病棟種類の中
でも少なく病棟で業務に従事している時間も短い傾向であり、低栄養リスクが
スクリーニングで把握されている割合は低かった。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 地域包括ケア病棟の患者数上位2疾患が白内障や大腸ポリープであることにつ
いては、病棟の役割をふまえてどのように評価するか検討が必要であるととも
に、地域包括医療病棟にそうした患者が少ないことは初日の B 得点3点以上の
患者が5割という要件が影響している可能性があるとの意見があった。
○ 管理栄養士が介入することによって経口摂取に復せる割合は多いと思われ、管
理栄養士の介入を評価する視点は重要ではないかとの指摘があった。
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