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入ー1 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00283.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第13回 9/25)《厚生労働省》
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項目の見直しに伴い、該当患者割合の基準に見直しを行った。急性期一般入院
料1等では、急性期一般入院料1においては、B項目は基準から除外するが、
当該評価票を用いて評価を行っていることが要件となった。
○ 急性期一般入院基本料、地域包括医療病棟、地域ケア病棟における必要度該当
状況について、急性期一般入院料1は、2~6と比較し、基準1~3に該当す
る割合及び A 得点2点以上の割合が高く、B得点3点以上の割合は低かった。
地域包括医療病棟は、急性期一般入院料と比較し、B得点3点以上に該当する
割合が高く、70%を超えていた。必要度基準該当割合は、基準が同一である急
性期一般入院料2~6と比較して高かった。基準2及び3に該当する割合は、
いずれも急性期一般入院料と比較して少なかった。
○ 入院初日にB得点が3点以上である割合は、特定機能病院や急性期一般入院料
1で低く、急性期一般入院料2~6や地域一般入院料1、地域包括医療病棟で
高かった。また入院初日にB得点が3点以上である割合は、地域包括医療病棟
では 66%、脳卒中ケアユニット(SCU)では 76%と高い割合を占めていた。
○ 入院初日にB得点が3点以上である割合は、特定機能病院、急性期一般入院料、
地域一般入院料1において全体的に下がっていた(データ取得時期の季節変動
に留意する必要)。地域包括医療病棟では入院初日にB得点が3点以上である
割合が 68%であり、令和6年では最も高い割合であった。
○ 急性期一般入院料2~6、地域包括医療病棟における入院時と退院時のB得点
13 点を要介護度別にみると、いずれの時点でも要介護度との高い相関がみら
れ、特に要介護4~5においては、入院時から退院時にかけてB得点の変化が
ほとんどみられなかった。
○ 患者全体の入院中のB項目の平均値は、入院後日数が経つにつれ、患者数の減
少とともに緩やかに上昇していた。各入院料において、推移の傾向は変わらな
かった。B項目の前日との差分の平均は、入院3日目頃からマイナス(改善)
であり、7日目頃から変化がなくなっていた。この時期には前日とB項目の変
化がない患者が約7割程度であった。
○ 予定/緊急入院、初日のB点数、要介護度別にB点数の推移をみると、介護度
の低い予定入院で初日のB点数が高くない場合は、入院後数日の悪化の後、数
日かけて改善し、後に安定する傾向がみられ、予定入院で手術等を行う例の経
過であると考えられた。手術を起点にB得点を観察すると、手術日にB得点が
大きく変化し、術後7日目以降、概ね安定した推移となっていた。
○ 7日後のB得点が±1点の患者の割合は、C項目該当手術非実施例で入院初日
に約6割、7日目頃までに約7割で安定していた。C項目該当手術実施例では、
術直後は4割程度で、術後7日目までに約7割に達しており、術直後は変化が
大きいと考えられた。
○ さらにA項目の変化との関係をみると、手術非実施症例の入院4日目以降、手
術実施症例の入院7日目以降は、A項目が変化しない場合にはB項目も変化し
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