よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


入ー1 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00283.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第13回 9/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1-2.拠点的な急性期機能について(別添資料 ① P47~P78)
○ 人口規模の大きな二次医療圏で救急搬送件数も多くなる傾向があり、急性期充
実体制加算や総合入院体制加算の多くは、人口 20 万の二次医療圏より大きな
医療圏で算定されていた。
○ 救急搬送件数 4000 件の病院では、多くの病院が急性期充実体制加算又は総合
入院体制加算を算定していた。
○ 急性期充実体制加算や総合入院体制加算を算定していない、救急搬送件数がそ
れほど多くない病院でも、地域の救急搬送件数の半数以上をカバーする病院が
あった。
○ 総合入院体制加算・急性期充実体制加算を算定している病院では、その他の病
院と比較して、より複数の診療科を標榜し、入院医療を提供する傾向があり、
同規模の病院においてカバー率指数も高い傾向があった。
○ 総合入院体制加算1と急性期充実体制加算1は救命救急センター等の救急の体
制整備や全身麻酔手術件数等で共通する基準があるほか、総合的な診療体制に










ついては総合入院体制加算1でのみ求められる施設基準があり、手術実績等に
ついては、急性期充実体制加算1でのみ求められる施設基準がある。
加算の対象となる 14 日間で算定できる点数の総額は、総合入院体制加算1は
急性期充実体制加算1と比較して低くなっている。
人口の少ない地域では、総合的な機能を求められているものの、地理的な事情
から、地域の症例や医療従事者を集約してもなお、実績要件等の基準を満たす
ことが困難な医療機関があると考えられ、総合入院体制加算3を届け出ている
病院の約 15%は人口の少ない地域に属していた。
常勤心臓血管外科医が1~2人のほとんどの病院で、急性期充実体制加算の対
象となる心臓血管外科手術が実施されておらず、3~5人の病院では、全国の
第一四分位点でも 55 件/年実施されている。また、心臓血管外科手術 50 件未
満では、心臓血管外科医が1~2人の施設の割合が多く、50~60 件以上では3
人以上の施設の割合が多い。
へき地医療拠点病院の約半数は、20 万人未満二次医療圏に所在しており、総合
入院体制加算や急性期充実体制加算を届け出ていないものの、主要3事業を実
施しており、加算算定病院と実施状況に大きな違いは見られなかった。
同一の病院で比較すると、特に急性期充実体制加算を届け出た病院で、精神病
床届出施設数がやや減少する傾向がみられる。

(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 医師の供給の観点から、人的な資源、効率的な運用という点で、中小規模の病
院にくまなく配置するというより、働き方改革等も踏まえ、集約化も行ってい
くべきとの意見があった。
○ 人口規模 20 万人の医療圏で救急搬送患者の地域外流出を見るといった意味で、
4