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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00283.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第13回 9/25)《厚生労働省》 |
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○
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棟では 16 名程度と特に多かった。
回復期リハビリテーション病棟入院料では、地域包括ケア病棟と比較して要介
護認定者の割合に大きな差はなかった。
平成 28 年以降、入棟時 FIM が経年で低下する傾向が見られている。
「新たな地域医療構想に関するとりまとめ(令和6年 12 月)」において、これ
までの回復期機能を包括期機能として位置づけるとされている。
令和6年診療報酬改定では、回復期リハビリテーション病棟における GLIM 基
準による栄養評価や、定期的な FIM の測定の要件化に加え、運動器疾患に対す
る1日6単位を超えた実施単位数の増加に伴う ADL の明らかな改善が見られな
かったことを踏まえ、疾患別リハビリテーション料に係る算定単位数上限緩和
対象患者の見直しを行い、運動器リハビリテーションは原則として6単位まで
の算定とした。
5-1.実績指数について(別添資料② P84~P89)
○ 回復期リハビリテーション病棟のアウトカム評価の指標である実績指数につい
ては、医療機関の判断で、各月の入棟患者数(高次脳機能障害の患者を除外し
た場合は、除外した後の数)の3割以下の範囲で除外できることとされている。
○ 実績指数から除外が可能な要件のうち、「年齢が 80 歳以上のもの」の該当割合
が 50%以上の施設が9割を超えており、いずれかの除外項目が該当する患者の
割合が 70%を超える施設は、全体の 86%であった。また、「年齢が 80 歳以上の
もの」、「FIM 認知項目の得点が 24 点以下のもの」に該当する患者の FIM 利得の
分布は、患者全体と概ね同様であった。
○ 退院時の FIM 下位項目「トイレ動作」、「移動(歩行・車椅子)」について、4
点(最小介助)に比べ5点(監視)、5点に比べ6点(修正自立)の患者は、
自宅への退院割合が大きく増加していた。
○ FIM 下位項目「トイレ動作」が入棟時に5点以下の患者についても、退院先が
自宅である患者は、転棟・転院した患者に比べ、退院時に6点以上へ改善した
割合が高かった。
○ 回復期リハビリテーション病棟等の入院患者のうち、入棟時に比べ、退棟時の
FIM 得点が低下した患者が5%未満の施設は約 64%であり、36%の施設では、
5%以上の患者の ADL が入棟時より低下していた。
(分科会での評価・分析に関する意見)
〇 ほぼ全ての患者が実績指数の計算除外基準に該当している施設もあり、現行の
基準で病棟の機能を正しく評価されているのか疑問であるため、除外基準を見
直すべきではないかとの意見があった。
○ 「80 歳以上」や「認知機能が低い」患者と患者全体とで FIM 利得に大きな差は
なく、FIM が改善しないから受け入れていないかというとそうではないことか
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棟では 16 名程度と特に多かった。
回復期リハビリテーション病棟入院料では、地域包括ケア病棟と比較して要介
護認定者の割合に大きな差はなかった。
平成 28 年以降、入棟時 FIM が経年で低下する傾向が見られている。
「新たな地域医療構想に関するとりまとめ(令和6年 12 月)」において、これ
までの回復期機能を包括期機能として位置づけるとされている。
令和6年診療報酬改定では、回復期リハビリテーション病棟における GLIM 基
準による栄養評価や、定期的な FIM の測定の要件化に加え、運動器疾患に対す
る1日6単位を超えた実施単位数の増加に伴う ADL の明らかな改善が見られな
かったことを踏まえ、疾患別リハビリテーション料に係る算定単位数上限緩和
対象患者の見直しを行い、運動器リハビリテーションは原則として6単位まで
の算定とした。
5-1.実績指数について(別添資料② P84~P89)
○ 回復期リハビリテーション病棟のアウトカム評価の指標である実績指数につい
ては、医療機関の判断で、各月の入棟患者数(高次脳機能障害の患者を除外し
た場合は、除外した後の数)の3割以下の範囲で除外できることとされている。
○ 実績指数から除外が可能な要件のうち、「年齢が 80 歳以上のもの」の該当割合
が 50%以上の施設が9割を超えており、いずれかの除外項目が該当する患者の
割合が 70%を超える施設は、全体の 86%であった。また、「年齢が 80 歳以上の
もの」、「FIM 認知項目の得点が 24 点以下のもの」に該当する患者の FIM 利得の
分布は、患者全体と概ね同様であった。
○ 退院時の FIM 下位項目「トイレ動作」、「移動(歩行・車椅子)」について、4
点(最小介助)に比べ5点(監視)、5点に比べ6点(修正自立)の患者は、
自宅への退院割合が大きく増加していた。
○ FIM 下位項目「トイレ動作」が入棟時に5点以下の患者についても、退院先が
自宅である患者は、転棟・転院した患者に比べ、退院時に6点以上へ改善した
割合が高かった。
○ 回復期リハビリテーション病棟等の入院患者のうち、入棟時に比べ、退棟時の
FIM 得点が低下した患者が5%未満の施設は約 64%であり、36%の施設では、
5%以上の患者の ADL が入棟時より低下していた。
(分科会での評価・分析に関する意見)
〇 ほぼ全ての患者が実績指数の計算除外基準に該当している施設もあり、現行の
基準で病棟の機能を正しく評価されているのか疑問であるため、除外基準を見
直すべきではないかとの意見があった。
○ 「80 歳以上」や「認知機能が低い」患者と患者全体とで FIM 利得に大きな差は
なく、FIM が改善しないから受け入れていないかというとそうではないことか
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