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提案書17(3200頁~3401頁) (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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在宅がん歯科医療総合診療料
【技術の概要】

【保険収載が必要な理由】

在宅での療養を行っている末期のがん患者に対しては、患
者の病態や予後期間に応じて、歯科治療、摂食指導、口
腔衛生管理を重点を変えながら提供する必要がある。本診
療料は、在宅末期のがん患者に対して、計画的な歯科医
学管理の下に総合的な歯科医療を提供するものである。こ
れにより、在宅で過ごす最後の期間に食べることを通じた
QOLの維持、向上が図ることができる。

在宅療養中の終末期がん患者は状態が短時間に変化す
る。その中で歯科のニーズは歯科治療、摂食機能療法、
口腔衛生管理の組み合わせと重点を変化して対応する
必要がある。現状の対応する診療報酬が複雑であり、請
求が困難である。介護認定が間に合わない患者は多く、
介護保険での請求が困難な患者が多い。周術期等口腔
機能管理の一部に緩和緩和ケア患者に対する枠組みも
あるが、これに伴う周術期等口腔衛生専門処置は月に2
回しか算定できず実態とかけ離れている。口腔衛生管理
に係わる制度が複数存在し、算定要件、回数も異なり複
雑である。終末期がん患者に対して、歯科医学的管理の
もと、包括的に関わることができる制度が必要である。

【対象疾患】
在宅療養末期がん患者(当該患者の主治医がC003在宅がん
医療総合診療料を算定していること)

【診療報酬上の取扱】
C 在宅医療 600点(1回につき)

100%
90%
80%
70%
60%
口腔ケア

50%






40%

摂食支援

30%

歯科治療

20%
10%
0%

N=113



3276

N=73



N=45



各ステージに行った口腔管理内容