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提案書17(3200頁~3401頁) (118 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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増(+)

プラスマイナス

⑩予想影響額

予想影響額(円)

375,000円程度

その根拠

最低一回歯科受診する可能性のある在宅療養中の認知症患者は100,000人程度と推計される。対象疾患の重複と3か月に一回受診する可能性を考慮
しても年間対象者数が150,000件/年増加する想定であるが、現状の算定率を勘案すると375,000円程度増額する。

なし

備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会(共同提案学会名、関連
団体名)、代表的研究者等

なし

1)名称

認知症疾患診療ガイドライン2017 第3章

2)著者

監修 日本神経学会(協力学会:日本神経治療学会 日本精神神経学会 日本認知症学会 日本老年医学会 日本老年精神医学会)
編集 「認知症疾患診療ガイドライン」作成委員会
(参加学会:日本神経学会 日本神経治療学会 日本精神神経学会 日本認知症学会 日本老年医学会 日本老年精神医学会)

3)雑誌名、年、月、号、ページ

認知症疾患診療ガイドライン2017.P109-110.医学書院,2017年
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html

4)概要

日本神経学会および日本神経治療学会、日本精神神経学会、日本認知症学会、日本老年学会、日本老年精神学会の合同ガイドライン作成委員会に
よる認知症疾患の診療ガイドラインであり、我が国における認知症の標準的な診療を科学的根拠に基づいて提示したものである。認知症患者に対
する歯科診療に関するクリニカルクエスチョンが含まれ、推奨文には「認知症者に歯科治療・口腔ケアは必須であり、予防的・継続的に口腔衛生
管理を提供することを推奨する」と記載されている。

1)名称

認知症の人への歯科治療ガイドライン 認知症患者の口腔管理 CQ5-5 認知機能の低下段階に応じた歯科治療・管理計画はどのように建てたら
よいのか、CQ5-6 受診歯科患者の認知機能の低下が疑われた場合、あるいは認知症と診断されている場合、本人と家族への歯科治療方針・予防
管理方針の説明と同意はどのようにしたらよいのか、CQ5-7 受診歯科患者の認知機能の低下が疑われた場合、医科・介護関係者との連携は歯科
治療・定期的な歯科管理に有効か

2)著者

日本老年歯科医学会、日本医療研究開発機構研究費「認知症の容態に応じた歯科診療等の口腔及び栄養マネジメントによる経口摂取支援に関する
研究」ガイドライン作成班 編

3)雑誌名、年、月、号、ページ

認知症の人への歯科治療ガイドライン.P63-75.医歯薬出版株式会社,2019年
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001138/4/dental_treatment_for_people_with_dementia.pdf

4)概要

日本老年歯科医学会と研究班の合同ガイドライン委員会による認知症患者に対する歯科治療に関する診療ガイドラインであり、MINDSから高い評
価を得ている。認知症患者に対する医科歯科連携、本人や家族との合意形成、早期からの継続的な口腔管理の必要性及び方法について記載されて
いる。

1)名称

Severity of Dementia Is Associated with Increased Periodontal Inflamed Surface Area: Home Visit Survey of People with Cognitive
Decline Living in the Community

2)著者

Ayako Edahiro, Tsuyoshi Okamura, Yoshiko Motohashi, Chika Takahashi, Ayami Meguro, Mika Sugiyama, Fumiko Miyamae, Tsutomu Taga,
Chiaki Ura, Riko Nakayama, Mari Yamashita, Shuichi Awata

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Int J Environ Res Public Health. 2021 Nov 14;18(22):11961. doi: 10.3390/ijerph182211961.

4)概要

地域在住で在宅生活をしている認知症高齢者は、認知症が重度であるほど歯周炎症表面積が有意に広かったことを報告し、積極的な口腔管理が必
要であることを述べている。

1)名称

Outpatient, dental care of adult vulnerable patients under general anaesthesia-a retrospective evaluation of need for treatment
and dental follow-up care

2)著者

Julia Jockusch, Werner Hopfenmüller, Ronald Ettinger, Ina Nitschke

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Clin Oral Investig. 2021 Apr;25(4):2407-2417. doi: 10.1007/s00784-020-03564-2.

4)概要

全身麻酔下による歯科医療を必要とした認知症患者の46.7%が修復処置であり要治療歯が多かったこと、定期的なリコールにより口腔の緊急処置
が回避できることを述べている。

1)名称

Factors associated with older adults' need for oral hygiene management by dental professionals

2)著者

Shiho Morishita, Yutaka Watanabe, Yuki Ohara, Ayako Edahiro, Emiko Sato, Takeo Suga, Hirohiko Hirano

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Geriatr Gerontol Int. 2016 Aug;16(8):956-62. doi: 10.1111/ggi.12585.

4)概要

対象地域の要介護高齢者の悉皆調査によって、66.1%に口腔衛生管理ニーズがあり、認知症が重度であるほど歯科専門家による口腔衛生管理の必
要性が高まる(オッズ比2.63)ことを示した。

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5

CQ3C-9透析・歯科治療など侵襲的な検査・治療はどのように判断するか

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