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提案書17(3200頁~3401頁) (103 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

ALSは、舌の萎縮、舌運動の低下や軟口蓋の萎縮、軟口蓋の挙上不全、頬の運動機能の低下などから、咀嚼障害、構音障害を生じる。加えて、摂
食行動の不調、義歯の不調が見られるようになる。さらに、嚥下機能が低下も相まって低栄養を呈する。また、口腔機能の低下にともなう口腔汚
染が顕著となり、齲蝕や歯周病の悪化も懸念されている。本疾患は、外来受診が可能な時期から訪問診療で対応する時期まで、口腔を含めた全身
の運動機能の低下や呼吸機能の低下が起こり、これらの変化に応じた対応が求められる。本疾患に主治医と連携を取りながら関わり続けることに
よって、発病から3年から5年と言われている生命予後の間に患者及び患者家族のQOLを改善することが期待される。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

・歯科疾患管理料算定時に加算する(訪問診療患者にも必要なことから、歯科疾患在宅療養管理料、居宅療養管理料算定時にも月に1回算定でき
るようにする)・患者の療養期間中



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

B000-4

医療技術名

総合医療管理加算(歯科疾患管理料)
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 発病から3年から5年と言われている生命予後の間に患者及び患者家族のQOLを改善することが期待される。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

65歳以上の総合医療管理加算の算定数は年間約231,468件(19,289件×12月)と推計される(令和3年社会医療診療行為別統計 診療行為の状況
歯科診療より令和3年5月の65歳以上の総合医療管理加算の算定件数が19,289件である事から、年間231,468件と推定される)また、ALS患者は、国
内で約1万人と推計され、うち5%が歯科受診するとして、毎月の算定で6000件増加する。

見直し前の症例数(人)

19,289(人)

見直し後の症例数(人)

19.789(人)

見直し前の回数(回)

231,468(回)

見直し後の回数(回)

237,468(回)

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

リストから選択

・筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する口腔症状の研究は、多くの論文が出されている。
・専門性は高いため、すべての歯
科医師が十分な知識や対応ができるとは限らないが、現在、医師との連携のもと積極的に関与している歯科医師も多い

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 なし
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 なし
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 医科との連携が必須である
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

特になし

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

・倫理上問題はなし ・社会的妥当性は大いにある

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

なし

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

なし

区分をリストから選択

番号
技術名
具体的な内容
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

3,000,000(円)

その根拠

6000回×500円

備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

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