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提案書17(3200頁~3401頁) (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

441108
口蓋補綴および顎補綴に対する光学印象法
公益社団法人

37歯科・歯科口腔外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

日本補綴歯科学会

00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する

令和4年度
異常絞扼反射患者に対する口腔内装置製作のための光学印象法

追加のエビデンスの有無



提案される医療技術の概要
(200字以内)

腫瘍、外傷、炎症、先天奇形などで顎骨または口腔軟組織に欠損を有する患者に対して、口蓋補綴および顎補綴を行う場合、
印象採得時に印象材等の迷入で窒息の危険が生じる。口腔内カメラ(スキャナー)を用いて口腔粘膜に触れることなく、歯列
および粘膜部を撮影(スキャン)し、その形態を画像データとして補綴装置を製作する技術である。

文字数: 157
対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

欠損

顎骨やその周囲組織の欠損に対して、非観血的に人工物で補填、修復し、顎口腔の失われた機能と形態を回復するための補綴
装置を製作するためには印象採得が必要となる。印象採得は、現在、アルジネート印象材またはシリコーンゴム印象材を用い
て、施行している。一方、口蓋補綴または顎補綴を必要とする患者は、印象採得時に印象材等の迷入で窒息が惹起されやす
い。このことによって生命の危機をもたらす可能性が高い。当該技術が保険収載された際には、上記問題が解決され、口蓋補
綴物および顎補綴物を安全に作製することが可能となる。さらに、印象材等の医療廃棄物の減少にも繋がり、患者への負担軽
減と来院回数の減少が期待できる。

文字数: 295
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

腫瘍、外傷、炎症、先天奇形などで顎骨または口腔軟組織に欠損を有する患者

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

口腔内スキャナーを用いて、補綴装置製作のための歯列、粘膜を撮影(スキャニング)する。修正が必要な場合、その場で再
度スキャニングを行う。

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)



番号
医療技術名

M003 2のホ(1),M003 2のホ(2)
印象採得

既存の治療法・検査法等の内容

印象採得、咬合採得で用いられる印象材、咬合採得材に関する材料の限定はされていない。
印象採得については、M003 2のホ(1)により222点、M003 2のホ(2)により402点の算定となる。

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

⑤ ④の根拠と
なる研究結果等

研究結果

口蓋補綴または顎補綴を必要とする患者は、印象採得時に印象材等の迷入で窒息の危険が生じ、このことが生命の危機をもた
らす可能性が高い。口腔内スキャナーを用いることで、口蓋補綴装置および顎補綴装置を安全に作製することが可能となる。
さらに、印象材等の医療廃棄物の減少にも繋がり、患者への負担軽減と来院回数の減少が期待できる。
光学印象採得の方が従来の印象法と比較すると時間が短縮され効率性が良く、患者評価では光学印象法の方がシリコーンゴム
印象材による印象法と比較して、高評価を示し満足度が高く、口腔内スキャナーの術者難易度については従来の印象方法と比
較して低い。(Clin Oral Investig. 2016 Mar;20(2):291-300,JProsthodont. 2016 Jun;25(4):282-7,BMC Oral Health.
2014 Jan 30;14:10,J Am Dent Assoc. 2014Jun;145(6):542-51)
1b

ガイドライン等での位置づけ
年間対象患者数(人)
⑥普及性
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
ガイドライン作成の見込みはない。
改訂の見込み等を記載する。)
4,884人
4,884件
令和元年6月の社会医療診療行為別統計によると、口蓋補綴、顎補綴印象採得が困難は271件、印象採得が著しく困難は136

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