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提案書17(3200頁~3401頁) (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

歯科補綴治療に係る専門の知識および3年以上の経験を有する歯科医師が1名以上配置されていること。
保健医療機関内に歯科技工士が配置されていること。なお、歯科技工士を配置していない場合は、歯科技工士との連携が図
られていること。
保健医療機関内に歯科用CAD/CAM装置ならびにジルコニア用シンタリングファーネスが設置されていること。なお、保健医
療機関内に設置されていない場合は、当該装置を設置している歯科技工所との連携が図られていること。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

安全性に問題はない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

すでに国内外で広く普及している技術であり、問題はない。



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

ジルコニアCAD/CAMブリッジ(1装置につき)4,000点、ブリッジ材料料

その根拠

すでに保険収載されている前歯CAD/CAM冠は適応症が異なるものの類似した技術であるが、CAD/CAM装置に加えてシンタリン
グファーネスなどの機器が必要なことや、強度が強いことによる調整や研磨等に専用のバーと技術が必要なため、1装置に
ついてはCAD/CAM冠の技術料1,200点×3=,3600点に400点を加点し、4,000点とする。それに加えて材料としては、ジルコニ
アディスクが必要であり、すでに保険収載されているレジンCAD/CAM冠は前歯で576点、ブロックの価格は1本約5,000円で
ある。ジルコニアブリッジの場合は1枚のディスクやブロックは1枚あたり20,000円とすると価格が約4倍であるのでレジ
ンCAD/CAM冠と同じ比率で算出すると、576点×4=2,304点が材料費として適切と考えられる。さらにレジンCAD/CAM冠との
違いとして、ジルコニアの焼結にシンタリングファーネスが必要であることから、200万円のファーネスを5年で減価償却す
るとして、その期間に月に6回の使用として5年で360回使用するとすれば1回あたり5,556円(556点)の費用が掛かることと
なる。よって材料費として、2,304点+566点=2,870点となる。

⑩希望する診療
報酬上の取扱い

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分

区分をリストから選択

2,870点

特になし

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

本技術は高強度硬質レジンでカバーできない前歯1歯欠損の補綴を行うため、特に削除等は行わない。

プラスマイナス
予想影響額(円)

7300万円

その根拠

増(+)
両支台歯が生活歯2本とすると、形成306点×2=612点、歯冠形成加算470点×2=940点、ブリッジ形成加算:20点×2=40
点、印象採得:282点、咬合採得:76点、リテーナー:100点、ジルコニアCAD/CAMブリッジ:4000点、ブリッジ材料:2840
点、装着料:150点、内面処理加算:45点×2=90点で合計:9,130点(91,300円)となる。これを⑥の800回行うとすると、
91,300円×800回=73,040,000円(約7300万円)となる。

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療
機器又は体外診断薬
(主なものを記載する)

あり①ジルコニアディスク1枚(Aadvaジルコニアディスク):20000円、②技工用スキャナー(AadvaスキャンE1):
1,600,000円、③ミリングマシン(Aadva ハーモニーWET: 4,980,000円)、④シンタリングファーネス(スーパーバーン:
2,160,000円(詳細は別紙に記載)

⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医
療保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない

特になし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
⑭その他

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献5

特になし

4)概要

ブリッジの考え方2007
日本歯科医学会
2007年11月、1−16
欠損歯数と支台歯についてブリッジの設計について指針が示されている。
Clinical performance and patient satisfaction obtained with tooth-supported ceramic crowns and fixed partial
Fiona Alena Forrer , Nicole Schnider , Urs Brägger , Burak Yilmaz , Stefan Paul Hickli
J Prosthet Dent.2020 Oct; 124(4),446-453
ジルコニアフレームのブリッジを平均6.4年の追跡観察したところ、生存率は97.9%、合併症発生率に金属フレームブリッ
ジと差はなかった。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

歯の欠損の補綴歯科治療ガイドライン2008
日本補綴歯科学会
2009年3月、 76-81

4)概要

セラミックによる補綴は前装金属冠と比較しても十分に治療法として有効である。ジルコニアフレームのブリッジでは3〜
5歯で十分な強度を有する。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Effect of Thermomechanical and Static Loading on the Load to Fracture of Metal-Ceramic, Monolithic, and
Veneered Zirconia Posterior Fixed Partial Dentures
Carlos Lopez-Suarez , Celia Tobar , Maria Fernanda Sola-Ruiz , Jesus Pelaez , Maria J Suarez
J Prosthdont. 2019 Feb;28(2):171-178.

4)概要

3ユニットのモノリシックジルコニアブリッジは、陶材焼付ブリッジや陶材焼き付けのジルコニアブリッジよりも最も高い
破折耐性を有する。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Current status of dental metal allergy in Japan
Masae Kitagawa, Satoshi Murakami, Yoshihiko Akashi, Hiroko Oka, Tomoaki Shintani, Ikuko Ogawa, Takashi Inoue,
J Prosthodont Res. 2019 Jul;63(3):309-312.

4)概要

日本人における歯科用金属アレルギーのパッチテスト陽性率は半数近く、高い数値を示す。

1)名称
⑯参考文献4

d. 届出はしていない
特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑯参考文献1

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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