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提案書17(3200頁~3401頁) (132 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「救急外来等における薬剤業務」について
2次救急患者における
薬剤師による情報提供

救命救急センター初療時における薬剤師に
よる情報提供および医師、看護師の評価

【技術の概要】
救命救急センターまたは救急外来を受診して入院となった患者を対
象に薬剤師が患者来院時より薬歴・アレルギー歴等の情報収集及び評
価、投与薬剤の用法用量、相互作用等の確認、処方提案、薬物血中濃
度解析等の医師の負担軽減や医療の質的向上に資する業務を実施する。

その他

持参薬 1%
副作⽤ 4%
その他
10%

投与⽅法 6%

【対象疾患】
・救命救急センターまたは救急外来を受診して入院となった患者の
うち、薬剤師が来院時(入院前)より救急医療チームの一員として薬
学的管理を実施した患者。
・総務省消防庁における令和3年度版救急救助の現状 救急編では、搬送
人員の事故種別において64.9%を占める急病のうち、中等症(入院診
療)が1,548,444人、重症(長期入院)が281,747人、死亡が63,669人
であった。

使⽤中の医薬品の
問題

効果

中毒

10%
投与量

54%

2%

17%

有害事象
⽤法・投与期間の
問題

41%

21%
医薬品選択の

15%

問題
19%

薬剤師による情報提供の内訳
対象患者:調査機関に救命救急センターに
搬送された897人
早坂ら.医療薬学.38,313-321,2012

薬剤師による情報提供の内訳
薬剤師が面談した591名のうち、42名に介入
し、医師に情報提供した内容の内訳け
宮田ら.日本病院薬剤師会雑誌、56,327-332,2020

【診療報酬上の取扱】
・診療報酬の区分 B
・380点
薬剤師が医師の同意を得て薬剤管理指導記録に基づき、直接服薬指導、
服薬支援その他の薬学的管理指導を行った場合に算定できる薬剤管理指導
料は、ハイリスク薬が投与されている患者では一人につき380点が認めら
れている。本医療技術においては、緊急性が高いことに加え救急患者の薬
剤管理の経験を有することが必要であることを踏まえ、上記診療報酬が妥
当であると考える。
【既存の治療法との比較】
特になし

インシデント報告割合 (%)

救急外来における薬剤師の配置とインシデントレポートの報告割合との関連

あり

なし

薬剤師配置

3331

Saito et al.YAKUGAKU ZASSHI, 2023.
doi: 10.1248/yakushi.22-00175