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提案書17(3200頁~3401頁) (142 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概 要 図

無菌製剤処理料1 イ(閉鎖式接続器具を使用した場合)の増点
<技術の概要>
・悪性腫瘍に対して用いる薬剤であって細胞毒性を
有するものに関し、バイアル内外の差圧を調節する
機構を有することにより薬剤の飛散等を防止する閉
鎖式接続器具を用い、安全キャビネットを用いた無
菌環境下で無菌製剤処理を行うことと規定されてい
る。
<提案内容>
・無菌製剤処理料1は、イ閉鎖式接続器具を使用した
場合、180点から300点への増点を要望する。
<再評価が必要な理由>
・抗がん薬の調製については、調製者の被曝や医療
環境汚染による健康被害のリスクがあるため、安全
キャビネット、ガウン、マスク、手袋、ゴーグルなどの
機器類に加え、閉鎖式接続器具を用いることが、「が
ん薬物療法における職業性曝露対策ガイドライン」に
おいても強く推奨されている。現在、がん薬物療法は、
多剤併用療法が主流であり、薬剤数に応じて閉鎖式
接続器具が必要となり、1処方内の閉鎖式接続器具
の使用数が増加しているが、現行の算定点数では閉
鎖式接続器具の費用を全て賄うことができない。3341

閉鎖式接続器具
バイアル用接続器具

三方活栓用接続器具

シリンジ用接続器具

輸液バック用接続器具

これらの製品を組み合わせることにより無菌的また閉鎖
的な調製をすることができる。また使用済みの器具も閉鎖さ
れた状態に保たれる。