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提案書17(3200頁~3401頁) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

O-リングアタッチメントは、1973年に初めてO’リング・スタッド・アタッチメントとして紹介され、臨床応用されてき
た。根面板に金属のメールを付与する方法は、アタッチメントのパターンが販売されていることから、根面板のパターンと
ともに鋳造することで製作可能である。O-リングを義歯内に設置するのは、常温重合レジンを使用、操作は容易である。特
に専門性は必要としない。

特になし

特になし

特になし

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

安全性に問題はない

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

倫理的、社会的に問題はない



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

大臼歯で1064点、前・小臼歯で1062点、有床義歯側O-リング装着は360点

その根拠

磁性アタッチメントのキーパー付根面板の大臼歯で1137点、前・小臼歯で1135点であり、磁性アタッチメント代233点と
キーパー装着料を引き、OPアンカーアタッチメントの原価が一つ2050円であることから、O-リングアタッチメントは大臼歯
で1064点、前・小臼歯で1062点となる。有床義歯側のO-リング装着は、磁石構造体の1037点より磁石材料代777点を引き、
O-リング代100点を足すと360点となる。

⑩希望する診療
報酬上の取扱い

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分

区分をリストから選択

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし

プラスマイナス
予想影響額(円)

0円

不変(0)

その根拠

磁性アタッチメントの代わりにO-リングアタッチメントを用いると、1歯につき750点(磁石代777点+キーパー材料233点+
キーパー装着代45点-OPアタッチメント代205点ーO-リング代100点)が減額される。磁性アタッチメントが年間4614人
(9,228件)がO-リングへ変わるとすると69,210,000円が減ずるが、操作の難易度が下がり症例数が増すことによってプラ
スマイナス0となる

備考

特になし

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
あり(別紙に記載)
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑯参考文献1

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Wear simulation effects on overernture stund attachments
Vygandas RUTKUNAS, Hiroshi MIZUTANI, Hidekazu TAKAHASHI, Naohiko IWASAKI
Dental Materials Journal,30(6): 845-853, 2011
オーバーデンチャー用レジリエントアタッチメントにおける摩耗の影響を評価した。
Evalustion of stable retentive properties of overdenture attachments
Vygandas RUTKUNAS, Hiroshi MIZUTANI, Hidekazu TAKAHASHI
Stomatologija, Baltic Dental and Maxillofacial Journal, 7:115-20,2005

4)概要

スタッドアタッチメント、ロケータールート、OPアンカーおよびマグネットアタッチメントの最大保持力を測定し、その疲
労度を評価した。保持力の低下は、OPを除くすべてのアタッチメントで特徴的であった。オーバーデンチャーのアタッチメ
ントは、疲労により徐々に保持力を低下させるが、磁気アタッチメントはその中でも疲労に強く、安定した保持力を維持し
た。OPアタッチメントも磁気に次ぐ保持力を有した。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

OPA アタッチメントの予後に関する臨床的研究 第1報 概説
尾勘一、吉川健実、神吉ゆかり、志賀えり子、中嶋昌子、鈴木康枝、石川義弘、阿部実、宮田孝義、大山喬史
補綴誌、25(4):725-732, 1981

4)概要

OPAアタッチメントを用いた症例について予後調査を行った。部位別は犬歯が最も多く、上下顎の差はなかった。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

OPA アタッチメントの予後に関する研究ーメールとフィメールの経過観察ー
阿部実
口病誌、48(1):67-84, 1981

4)概要

OPAアタッチメント義歯の予後観察から補綴治療の効果を判定し,OPAのメールとフィメールの特徴を立証すると同時に,維持
装置としての臨床的位置付けを 行った。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Oリングアタッチメントの維持力について
長安泰裕、山下博一、長岡英一、松代浩明、奥野義彦
補綴誌、 20(2): 115-253, 1976

4)概要

O-リングアタッチメントの維持力はO-リングの硬度が高いほど大きく、摩耗率に差が見られた。大気中より水中で維持力が
減少した。

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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