総-8個別事項について(その5)がん対策・難病対策・透析医療・緩和ケア[6.7MB] (38 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65606.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第624回 11/5)《厚生労働省》 |
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がん患者ががんとともに生きるプロセスで直面する課題は多様であり、就労等の社会的、経済的
な問題については社会福祉士等の多職種による支援も求められる。
■診断時から人生の最終段階まで、がんとともに生きるプロセスでがん患者が直面する課題
要素
身体的/医学的
心理的
経済面・就労
実存的
社会関係
内容
・治療が終わることと、病気を意識した生活・管理が終わることとは異なることを知る
・身体的な症状(痺れや痛み、倦怠感)に対応するために役立つ情報を得る
・二次がん、晩期合併症の管理をする
・再発や転移のリスクを下げるように定期的な観察と行動を行う
・認知や情動、行動に対する対処を通して、心理的な問題に対処する
・心理的な支援が得られる方法を知る
・再発や転移の不安に対処する
・仕事に復帰する、新たな仕事に就くかどうかを決める
・がんと治療に関連した経済的な問題に対応する
・生活/人生の中で、がんに関する体験の意味・意義について探索する
・がんの体験を通して人間関係を深める、人生の深い意味を知るなどの強みを知る
・医療チームや支援のネットワークによるサポートがなくても過ごせるようにしていく
提供:国立がん研究センター東病院ほか
・友人や家族から期待されている以前の役割・責任との折り合いをつける
■がん患者の相談ニーズ
N=980
社会的、経済的な問題に対する支援も必要
坂本はと恵・土井俊彦・西田俊朗ほか:R6年度厚生労働科学研究「がん患
者の治療と仕事の両立・就職支援プログラム実装化のための研究-持続可
能な体制づくり-」(土井班)長期療養者の生活・就業実態とQOLに関す
る実態調査-支援プロセス最適化を目指した探索的研究-(一部抜粋)
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