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総-8個別事項について(その5)がん対策・難病対策・透析医療・緩和ケア[6.7MB] (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65606.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第624回 11/5)《厚生労働省》
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アピアランス支援モデル事業(令和5~7年度)
1 事業の目的
○ 治療に伴う外見の変化は、社会生活に大きく影響することから、医療現場における適切なアピアランスケア体制の構築が必要である。がん治
療に伴う外見の変化を克服し、がん患者が社会生活を送りやすくするため、医療現場における適切なアピアランスケア体制を構築し、効果的
な支援体制について検証することを目的とする。

2 事業の概要
○ がん診療連携拠点病院等のがん診療を行
う医療機関において、アピアランスケア
を必要とするがん患者に対し、研修を受
けた医療従事者による情報提供や相談支
援等を行い、効果的な支援体制について
検証するモデル事業を実施する。
○ 検証に当たっては厚労科研費研究班と連
携し、分析を行う。

3 事業のスキーム
アピアランス
ケアを求める
がん患者

受診

都道府県が推薦する
がん診療連携拠点病院

アピアランスケアに係る
情報提供、相談支援
(必要に応じて他の医療
機関等と連携)

報告

都道府県

協力

報告

補助

厚生労働省

4 事業の結果
○ 延べ30医療機関においてモデル事業を実施。
○ 研究班が事前に作成した「アピアランスケア実装支援プログラム」及び「がん診療連携拠点病院におけるがん患者に対するアピアランスケア実
装のためのワークブック」に基づき各医療機関がアピアランスケアを実施した。
○ 各医療機関の取組を踏まえ、アピアランスケアの効果検証や好事例の抽出を実施。
○ 結果として、アピアランスケアを実装するためには、以下の体制を構築することが望ましいことが明らかとなった。
①アピアランスケア担当者の配置
②スクリーニングの実施
③多職種によるアピアランスケアの実施
④委員会の開催
⑤院内スタッフ向け教育の実施
⑥国がんまたは都道府県がん診療連携拠点病院主催の体制整備に関する拠点病院向け研修の受講
○ 今後、がん診療連携拠点病院に対し、上記の体制を整備するように促していく予定である。
健康・生活衛生局 がん・疾病対策課にて作成

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