総-8個別事項について(その5)がん対策・難病対策・透析医療・緩和ケア[6.7MB] (36 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65606.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第624回 11/5)《厚生労働省》 |
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○ がん患者の心理的不安を軽減するためには、就学、就労、妊孕性の温存、アピアランスケア等の様々な内容につい
ての情報提供や相談に応じる体制が必要である。
○ アピアランスケアとは、がんやその治療に伴う外見変化に起因する身体・心理・社会的な困難に直面している患者
に対し、診断時からの包括的なアセスメントに基づき、多職種で支援する医療者のアプローチである。
アピアランスケアに関する記載
アピアランスケアの必要性
第4期がん対策推進基本計画(令和5年3月28日閣議決定)
がん治療に伴う外見の変化と対処行動の実態調査~1034名の患者対象調査から~(2018)
20~74歳のがん患者またはがん治療経験者をインターネット上で募集し、アンケートを実施。
分析対象者:1034名(男性518名,女性516名)平均年齢58.66才(26才-74才)
第2 分野別施策と個別目標
3.がんとともに尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築
(3)がん患者等の社会的な問題への対策(サバイバーシップ支援)
②アピアランスケアについて
(取り組むべき施策)
国は、アピアランスケアについて、患者やその家族等が正しい知識を
身につけられるよう、医療従事者を対象とした研修等を引き続き開催
するとともに、相談支援及び情報提供の在り方について検討する。
国は、アピアランスケアの充実に向けて、拠点病院等を中心としたア
ピアランスケアに係る相談支援・情報提供体制の構築について検討す
る。
がん診療連携拠点病院等の整備について(令和4年8月1日)
◆ がんの治療により外見が変化したと回答した人は、全体の58.1%であった。
・外見変化を体験(601名/1034名)
性別:女性69.2%>男性47.1%
疾患別:「乳がん」92.5%、男性の最多は「肺がん」54.4%
・体験した外見の症状:手術の傷 84.5%(全体の49.1%)
脱毛 38.3%(22.3%)、痩せた 38.1%(22.1%)
◆ 外見変化が患者の日常生活に影響を与えていることが明らかになっている。
・外見変化による日常生活の影響
はい
いいえ
Ⅱ地域がん診療連携拠点病院の指定要件について
2診療体制
(1)診療機能
⑥それぞれの特性に応じた診療等の提供体制
エ 就学、就労、妊孕性の温存、アピアランスケア等に関する状況や
本人の希望についても確認し、自施設もしくは連携施設のがん相談支
援センターで対応できる体制を整備すること。また、それらの相談に
応じる多職種からなるAYA世代支援チームを設置することが望まし
い。
(3)その他の環境整備等
③ がん治療に伴う外見の変化について、がん患者及びその家族に対
する説明やアピアランスケアに関する情報提供・相談に応じられる体
制を整備していること。
0%
50%
100%
出典:令和元年度 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん対策推進総合研究
野澤 桂子「がん患者に対するアピアランスケアの均てん化と指導者教育プログラムの構築に向けた研究」
健康・生活衛生局 がん・疾病対策課にて作成
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