総-8個別事項について(その5)がん対策・難病対策・透析医療・緩和ケア[6.7MB] (30 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65606.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第624回 11/5)《厚生労働省》 |
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○
IMRTを実施する際には、通常、医師2名が放射線治療計画の策定に関与しており、IMRTの施設基準として放射線治療
を専ら担当する常勤の医師が2名以上配置がされていることが要件の1つとなっている。
○
平成30年度診療報酬改定において、放射線治療を専ら担当する常勤の医師が配置されていない施設における緊急時の放
射線照射計画の立案等の遠隔支援の評価として遠隔放射線治療計画加算が新設された。今般、厚生労働科学研究の解析
において、医師2名のうち1名が遠隔でIMRTの治療計画を策定した場合においても、放射線治療計画の品質に差が無い
ことが示唆された。
現行のIMRTの診療フロー
計画
CT撮影
輪郭描出
(標的臓器)
輪郭描出
(リスク臓器)
治療計画
(ビームアレンジメント、
線量計算)
IMRT治療計画品質指標(PQM)
の解析結果(厚生労働科学研究大西班)
IMRT治療計画品質指標
(PQM)
(n=36)
提案要件群:医師2名の
うち1名が治療施設内で
治療計画を作成、1名が
遠隔支援施設で確認
平均値の差の95%信頼区間 (Forest Plot)
平均値の差の
95%信頼区間
(下限,上限)
平均値の差の95%信頼区間が設定した許容誤差(※)内に収まって
いた。
許容誤差δ =10.0
Case 01
前立腺癌
現行要件群
提案要件群
60.77±7.93
62.77±9.05
[-2.05, 6.07]
Case 02A
上咽頭癌全頸部
Case 02A
59.05±11.25 55.54±10.27
上咽頭癌 全頸部
[-8.65, 1.62]
Case 02B
上咽頭癌変更
Case 02B
上咽頭癌 局所
[-6.52, 1.49]
Case 01
前立腺癌
76.92±8.73
74.40±8.06
治療開始
医師の指示の下、
診療放射線技師が実施
医師の指示の下、
医学物理士等が実施
PCの画面上のみで作業可能な範囲
現行要件群:医師2名が
同治療施設内で治療計画
を作成・確認
Cone-Beam CT等
撮影、位置調整
診療の責任者として医師1名以上が
速やかに対応できる体制
医師2名の責任下で実施
REMOTE-IMRT trial
ファントムを
用いた事前検証
出典:日本放射線腫瘍学会監修のもと、健康・生活衛生局がん・疾病対策課が作成
-15
-10
-5
0
5
10
15
平均値の差
※ 既存研究におけるPQMのスコア (前立腺癌:0-150, 頭頸部癌:0-200) の平均±標準偏差
(116.9±16.4, 158.5±20.6)に基づく。スコアのレンジが異なるため、本研究のスコア範囲(0100)に換算(1SD:16.4×(100/150)≒10, 1SD: 20.6×(100/200)≒10)し、許容誤差を10と設定
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