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介護保険最新情報Vol.1436(「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関するガイドラインについて(周知)」 (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/001591418.pdf
出典情報 「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関する ガイドライン」について(周知)(11/7付 事務連絡)《厚生労働省》
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4.事業者の説明責任
Point



介護サービス事業者には、「リスクの説明責任」や「事故発生時の説明責
任」などが求められます。
利用者や家族が理解しやすい形での説明を心がけましょう。

事業者に求められる説明責任
「リスクの説明責任」と「事故発生時の説明責任」
• 介護サービス事業者には、予想されるリスクについて、利用者本人やその家族に事前に説明して
理解してもらう「リスクの説明責任」や、事故発生時に利用者本人または家族に対して迅速に事
実を報告する「事故発生時の説明責任」なども求められます。
• 説明と理解こそが、利用者やその家族と事業者の信頼を高める重要なポイントとなります。
理解と納得を得られるような努力を行う

• 事業者側が決めた規定等を説明したり、文書で示したりするだけでは、説明責任を果たしたことに
はなりません。特に、事業者側の自己防衛的な説明や、責任の所在を転嫁するような説明は適
切ではありません。
• 利用者本人や家族が自己判断・選択をするのに必要な事実や情報を理解しやすい形で提供し、
理解と納得を得られるよう努力をすることが重要であり、それが信頼関係の構築につながります。
• 本ガイドラインのⅠー2「介護現場における事故の特性と対応」にも記載しているとおり、介護現場
においては対策を取り得る事故と防ぐことが難しい事故があります。防ぐことが難しい事故が発生し
た場合はそれを明確に説明し、理解と納得を得ることが必要です。(ただし、防ぐことが難しい事故
においても、介護サービス事業者の通常期待される対策により被害を軽減できた場合等、個別事
案の内容によっては、事業者の責任が認められる可能性があることに留意が必要です。)

Ⅴ.事業者に求められる義務と責任

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