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介護保険最新情報Vol.1436(「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関するガイドラインについて(周知)」 (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/001591418.pdf
出典情報 「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関する ガイドライン」について(周知)(11/7付 事務連絡)《厚生労働省》
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4.異食:再発防止/未然防止の具体策
Point



異食をすべて防ぐことは難しく、過度な対策は生活の制限につながります。
異食すると生命に関わる危険な物品を明確にして、利用者が触れないよ
う管理しましょう。

異食により生命に関わる物品を明確にして管理する
生命に関わる物品は利用者が触れないようにする
• 異食は認知症のBPSDにより引き起こされる症状の一つですが、どれだけ見守りを強化して、周囲
にものを置かない等の対応をしても防ぐことは難しい事故です。また、異食をゼロにしようとすると、利
用者の生活を制限してしまうことにもつながります。
• 異食事故は、生命に関わる物品の異食の防止に取り組むことが重要であり、第一に入所時に異
食の有無を確認し、異食すると危険な物品を明確にして、利用者の身の回りに置かない、目の届
かないところに置く、等の管理を行うことが必要です。

何が危険なのか、正しい知識を持って対応する
異食すると危険なものを徹底管理する
• 異食すると即生命に関わる毒性の高い物品としては、塩素系漂白剤やアルカリ性洗浄剤、防虫
剤、殺虫剤、電池類、たばこ・灰皿の水などがあげられます。また、紙オムツの吸水性ポリマーやナ
イフ類、針、画鋲は異食するとけがや窒息の恐れがあります。
• こういった物品については、絶対に異食しないよう管理して対策を行いましょう。液体系の物品につ
いてはセーフティキャップ付きのボトルに詰め替えるといった対策もあり得ます。
異食・誤飲すると生命に関わる毒性の強い物品の例
塩素系漂白剤
アルカリ性洗浄剤

塩素系
漂白剤

防虫剤

殺虫剤

タバコ・灰皿の水



アルカリ性
洗浄剤

電池類

異食するとけがや窒息する恐れのある物品の例
紙オムツの吸水性ポリマー

Ⅳ.原因分析・再発/未然防止策の検討

ナイフ類

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針・画鋲