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介護保険最新情報Vol.1436(「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関するガイドラインについて(周知)」 (19 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/content/001591418.pdf |
| 出典情報 | 「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関する ガイドライン」について(周知)(11/7付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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5.事故の未然防止のためのアセスメント
Point
•
•
各種サービス利用開始直後は事故の発生リスクが高く、利用者一人一
人のリスクを把握することが重要です。
十分なリスクアセスメントを行い、事故の未然防止につなげましょう。
サービス利用開始直後は特に注意が必要
サービス利用開始直後は事故のリスクが高い
• 介護保険施設や高齢者住まい等への入居直後や、通所系サービスの利用開始直後等、各種介
護サービスの利用開始直後は事故の発生リスクが高い時期と言えます。
• その要因として、職員が利用者の行動パターンを把握できていないことや、利用者の生活が変化し、
これまで過ごしていたような動き方ができないこと、慣れ親しんだ環境や人間関係が変わり、生活の
意欲が低下すること等があげられます。
• 事故の未然防止のためには、サービス利用前後で利用者一人一人のリスクを十分に把握すること
が重要です。
十分なリスクアセスメントを行い事故の未然防止につなげる
サービス利用開始前の情報収集
• まず、サービス利用の開始に当たって、利用者の情報収集に努めましょう。ケアマネジャーとの連携や、
利用者本人・家族との面談等を通じて事前に情報収集を行い、想定されるリスクについて予め検
討しましょう。
• サービス利用時に提供される診療情報提供書や、健康診断書等の書類もリスクを把握する上での
重要な情報となります。
多職種による居室環境も含めたアセスメントを行う
• 心身の状態や口腔機能等、専門職とも連携して多職種でアセ
スメントを行い、利用者個々の事故発生リスクについて把握しま
す。利用者本人だけでなく、元々どのような住環境で生活をして
いたのか、家具の配置、動線等も含めて、居室環境のアセスメ
ントを行うことも重要です。
• 居室環境を調整するためのチェックシートを作成し、利用者一
人一人についてベッド柵の設置場所やベッド周囲の環境、移乗
介助の際の車いすの位置等をまとめ、どの職員でも間違えずに
居室環境を整備できるよう、メモを床やベッド柵等に貼って居室
環境の条件を確認できるよう工夫している事例もあります。
<リスクアセスメントのポイント>
事前の情報収集
•
アセスメントの実施
•
•
利用者の行動パターンを把握する
• 初日は家族にも協力してもらう、可能な限り利用者に付き添う
等、実際の生活における行動パターンを把握しましょう。
• 1週間程度は行動パターンのメモを続け、複数の職員の目線で
注意すべきポイントを洗い出し、居室に掲示するなどして、他の
職員がすぐに確認できるよう情報共有を行います。
Ⅱ.事故予防のための体制整備のあり方
16
ケアマネジャーからの事前情報
や利用者本人・家族との面談、
健康状況などから想定されるリ
スクを検討する
専門職と連携し多職種でアセ
スメントを行う
居室環境も含めてアセスメント
を行う
行動パターンの把握
•
•
1週間程度利用者に付き添い、
実際の生活における行動パ
ターンを把握する
家族にも協力してもらう
Point
•
•
各種サービス利用開始直後は事故の発生リスクが高く、利用者一人一
人のリスクを把握することが重要です。
十分なリスクアセスメントを行い、事故の未然防止につなげましょう。
サービス利用開始直後は特に注意が必要
サービス利用開始直後は事故のリスクが高い
• 介護保険施設や高齢者住まい等への入居直後や、通所系サービスの利用開始直後等、各種介
護サービスの利用開始直後は事故の発生リスクが高い時期と言えます。
• その要因として、職員が利用者の行動パターンを把握できていないことや、利用者の生活が変化し、
これまで過ごしていたような動き方ができないこと、慣れ親しんだ環境や人間関係が変わり、生活の
意欲が低下すること等があげられます。
• 事故の未然防止のためには、サービス利用前後で利用者一人一人のリスクを十分に把握すること
が重要です。
十分なリスクアセスメントを行い事故の未然防止につなげる
サービス利用開始前の情報収集
• まず、サービス利用の開始に当たって、利用者の情報収集に努めましょう。ケアマネジャーとの連携や、
利用者本人・家族との面談等を通じて事前に情報収集を行い、想定されるリスクについて予め検
討しましょう。
• サービス利用時に提供される診療情報提供書や、健康診断書等の書類もリスクを把握する上での
重要な情報となります。
多職種による居室環境も含めたアセスメントを行う
• 心身の状態や口腔機能等、専門職とも連携して多職種でアセ
スメントを行い、利用者個々の事故発生リスクについて把握しま
す。利用者本人だけでなく、元々どのような住環境で生活をして
いたのか、家具の配置、動線等も含めて、居室環境のアセスメ
ントを行うことも重要です。
• 居室環境を調整するためのチェックシートを作成し、利用者一
人一人についてベッド柵の設置場所やベッド周囲の環境、移乗
介助の際の車いすの位置等をまとめ、どの職員でも間違えずに
居室環境を整備できるよう、メモを床やベッド柵等に貼って居室
環境の条件を確認できるよう工夫している事例もあります。
<リスクアセスメントのポイント>
事前の情報収集
•
アセスメントの実施
•
•
利用者の行動パターンを把握する
• 初日は家族にも協力してもらう、可能な限り利用者に付き添う
等、実際の生活における行動パターンを把握しましょう。
• 1週間程度は行動パターンのメモを続け、複数の職員の目線で
注意すべきポイントを洗い出し、居室に掲示するなどして、他の
職員がすぐに確認できるよう情報共有を行います。
Ⅱ.事故予防のための体制整備のあり方
16
ケアマネジャーからの事前情報
や利用者本人・家族との面談、
健康状況などから想定されるリ
スクを検討する
専門職と連携し多職種でアセ
スメントを行う
居室環境も含めてアセスメント
を行う
行動パターンの把握
•
•
1週間程度利用者に付き添い、
実際の生活における行動パ
ターンを把握する
家族にも協力してもらう