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介護保険最新情報Vol.1436(「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関するガイドラインについて(周知)」 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/001591418.pdf
出典情報 「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関する ガイドライン」について(周知)(11/7付 事務連絡)《厚生労働省》
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2.事故発生の防止のための指針・業務手順書の整備
Point



指針・業務手順書には、事故予防の重要性や目的を組織に浸透させる
役割があります。
業務手順書の内容は継続的な見直しにより整備していきましょう。

指針・業務手順書の意義
指針・業務手順書の整備を通じて事故予防の重要性や目的を組織に浸透させる

• 事故予防の取組を組織に浸透させていくため、指針や業務手順書の整備をすることが重要です。
• 指針を通じて施設の事故予防やリスクマネジメントに対する考え方・体制など事故予防に関する
基本的なあり方を施設内に浸透させ、業務手順書の整備によりどの職員が担当しても標準的な
方法・手順による実施を担保し、ケアの目的を安全かつ確実に達成することができるようになります。

○○ホームにおける
事故対策にかかる基本指針
業務内容への落とし込み

指針
・ 施設の事故対策の基本方針を施設内外に示すもの。
・ 特に施設内に対して、職員一人ひとりが事業所の目指して
いる取組を理解できるよう全体像や個別の取組の必要性・
目的をわかりやすく示すことが重要。

××介助の
手順書
・ ・ ・ ・

業務手順書
・ 指針を現場の業務内容に落とし込みわかりやすく示したもの。
・ ケアの標準化に向けて整備することで、どの職員でも標準的
な方法・手順で安全なケアが行えるよう分かりやすく示すことが
重要。

業務手順書に沿ったケアを行うための工夫
業務手順書が活用しやすくなるような工夫が大切
• 業務手順書には、原則として、必ず実施するべきことと、職員全員が守らなければいけないことを
明瞭に記載することが重要です。内容・テーマは、基本的な知識や事故発生時の対応、各種ケア
の実践方法まで多岐にわたります。
• 知りたいことがいつでも容易に確認できるよう、例えば、業務手順書を職員全員に配布する、指針
を現場のわかりやすい場所に置くなど、活用しやすくする工夫が求められます。
業務手順書の内容は継続的な見直しにより整備
• 業務手順書の内容は、日常の業務で確実に実践されているか、記載内容が実態と整合している
か絶えず確認することが重要です。また、業務手順書に沿ったケアが現場で行われていない場合に
は、見直しや検証が必要です。
• 業務手順書を現場で使いやすく、役立つものにするため、絶えず実態や最新のケアの知見・技術に
合わせて見直しを続けることが求められます。
Ⅱ.事故予防のための体制整備のあり方

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