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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》
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(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 高難度手術における集約化の必要性について、一定程度の手術の集約化により
安全性が担保されることが指摘されている一方で、小規模な手術とのバランス
のとれた集約化の在り方が必要との意見があった。
○ 外科医が少人数で勤務する施設から大規模施設への紹介・連携についてはイン
センティブがなく、そのような取組を評価する仕組みが必要との意見があった。
○ 外科領域の集約化や偏在是正については、急性期における医療機関の機能の整
理の中で位置付けて議論すべきとの意見があった。
○ 医師偏在の是正については、ペナルティとインセンティブの両方の考え方があ
るが、自発的な偏在是正にはインセンティブの強化が有効との意見があった。
○ 外科系診療科は、専門性の維持や修得に時間がかかり、負担感も大きいことか
ら、若手医師が処遇に見合わないと感じる要因になっており、休日加算等の評
価はあるものの、施設要件により届出医療機関や診療科が限られており、より
実効性のあるインセンティブ措置が必要との意見があった。
○ 消化器外科でも若手医師では女性比率があがっており、出産・育児に関する問
題があるため、女性医師のキャリア形成や柔軟な働き方の保証も、偏在是正の
視点で必要との意見があった。
○ 高度な手術をほとんど実施していない病院があり、こういった手術は集約化す
る必要があるため、山口大学病院の例も参考にしながら、役割分担と集約化を
進めてはどうかとの意見があった。
○ 手術の休日・時間外・深夜加算1における「緊急呼び出し当番の翌日が休日」
要件を満たさなくて良いということにすると、連日勤務になり、加算の趣旨で
ある働き方改革にならないことが懸念されるため、算定要件の取扱いと加算の
評価については、慎重に判断する必要があるとの意見があった。
○ 休日・時間外・深夜加算については、手当をしっかり支給すれば緩和しても良
いのではないかという意見や、経過措置が終了すると加算を算定できない病院
が出てくるが、翌日の勤務制限が大きく影響しているのではとの意見があった。
17-10.データ提出加算・退院患者調査について (別添資料⑤ P126~P132)
○ データを用いた診療実績の適切な評価を行う観点から、入院医療について、診
療等のデータを継続して厚生労働省に提出している場合には、データ提出加算
として、一定の評価を行っている。
○ 収集するデータの内容については、MDC 毎の診断群分類見直し技術班での検討
や、データ提出加算を要件とする入院料の範囲の拡大に伴い、拡充されてきた。
○ 診療報酬上、一部の評価については、医療機関において集計された診療実績デ
ータを基に行っているが、DPC データ等による評価が可能なものも存在する。
○ 令和4年度診療報酬改定において、データに基づく適切な評価を推進する観点
から、外来、在宅及びリハビリテーション医療についても、診療等のデータを
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