よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 今後、病棟では多様な職種の関わりが増えてくることで、各専門職種がそれぞ
れの視点を活かした支援業務を行っていくことが必要となる。効果的なケアを
行うためには、多様な職種が関わるタイミングや内容、病棟全体の患者の状況
等に応じた様々な業務分担の在り方を検討し、有機的な多職種の連携が不可欠
であり、看護管理者によるマネジメントも重要ではないかとの意見があった。
○ 特に療法士が病棟で担う役割には期待しており、どのような業務・ケアを担当
しうるか詳細に検討してはどうかとの意見があった。
○ 多職種連携が加算等で評価されることとなると、大病院に雇用が集中し需給バ
ランスが崩れる懸念があるため、医療機関ごとの需要に応じた柔軟な体制をと
れるよう、技術的に検討すべきとの意見があった。
12. 外来医療について (別添資料④ P2~P104)
12-1.地域包括診療料・生活習慣病管理料について(別添資料④ P3~P56)
○ 地域包括診療料の届出医療機関数は近年横ばいであったが、算定回数は減少傾
向であった。地域包括診療加算の届出医療機関数・算定回数は、地域包括診療
料と比較して多く、近年増加傾向であった。
○ 地域包括診療料・加算等の算定患者の主傷病名は、高血圧症、糖尿病、脂質異
常症が比較的多い傾向であったが、多岐にわたっていた。
○ 地域包括診療料・加算の算定診療所では、それ以外の診療所と比較して、介護
との連携に関する取組を実施している割合が高かった。
○ 特定疾患療養管理料を算定する患者の主傷病名は、令和6年度改定前は生活習
慣病が多くを占めていたが、改定以後は気管支喘息や慢性胃炎の占める割合が
増加し、算定回数は大幅に減少、算定医療機関数はやや減少した。
○ 主傷病名が糖尿病、高血圧症、脂質異常症である外来患者が算定された診療報
酬は、令和4年では外来管理加算が最も多かったが、令和6年では、生活習慣
病管理料(Ⅱ)が最も多かった。
○ 生活習慣病管理の関係学会のガイドライン等においては、高齢者の生活習慣病
の管理にあたっては、特有な状態への配慮が必要とされている。糖尿病の管理
にあたっては、高齢者の患者とそれ以外の患者では、治療目標の推奨が異なっ
ている。
○ 診療所又は許可病床数が 200 床未満の病院に対して、生活習慣病管理料を算定
していない理由を聞いたところ、「療養計画書に記載する項目が多く、業務負
担が大きいため」が 14.4%であった。
○ 生活習慣病管理料を算定された患者について、6か月ごとの継続算定率は、医
療機関ごとにばらつきがあった。
○ 外来患者及び一般の方を対象とした調査において、「定期的な受診を続ける上
で、医療機関の体制や機能として必要と思うこと」を聞いたところ、「予約診
47