よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (67 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

17-8.総合病院精神科について (別添資料⑤ P74~P97)
○ 総合病院精神科において、身体管理が必要な精神科専門治療、自殺企図関連の
合併症治療、先行する精神疾患に身体疾患が合併した患者の治療等の役割を果
たすことが期待されている。
○ 救急搬送に係る時間を傷病別に見ると、「精神系」は他疾患と比較して長い傾
向にある。
○ 精神病床数は減少傾向にあるが、精神科病院よりも一般病院で、その減少傾向
が大きい。
○ 精神病床を有しながら、入院医療における総合性を兼ね備えていると考えられ












る、全病床数が 400 床以上かつ精神病床の割合が 15%未満の医療機関が存在し
ない二次医療圏が多く存在した。
精神病床を有する病院の方が、それ以外の病院よりも急性期の一般病床におい
て精神疾患への対応が可能である割合が多かった。
精神病床を有している医療機関は、精神科医の対応が必要な救急搬送患者を受
け入れていた。
総合入院体制加算の届出病院数は、急性期充実体制加算が新設された令和4年
以降減少傾向にあった。また、精神科充実体制加算又は小児・周産期・精神科
充実体制加算の届出医療機関数は、令和5年以降横ばいであった。
精神科急性期医師配置加算の届出医療機関数は増加傾向であり、精神科急性期
医師配置加算2イの算定回数は横ばいであった。
総合病院精神科を評価する加算の算定医療機関の方が、それ以外の医療機関よ
りも手術等を伴う統合失調症患者の入院件数が多かった。
精神科リエゾンチーム加算の届出医療機関数及び算定回数は増加傾向である。
急性期の一般病床において、精神科リエゾンチームは、せん妄や抑うつを有す
る患者、自殺企図で入院した患者、認知症患者等、多様な精神疾患に介入して
いた。
精神科リエゾンチーム加算の届出医療機関の 60.2%が認知症ケア加算1を届け
出ていた。

○ 精神科リエゾンチーム加算を届け出ている医療機関はそれ以外の医療機関と比
べ、多様な精神疾患に対応可能であった。
○ 精神科リエゾンチーム加算を届け出ている医療機関のほか、認知症ケア加算や
せん妄ハイリスクケア加算を届け出ている医療機関においても、認知症やせん
妄に対応できるとした医療機関が多かった。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 総合病院における精神病床数について、届出病床数よりも稼働病床数に着目す
ると、より顕著に減少傾向にあるのではないかとの指摘があった。
○ 総合病院で勤務する精神科医数は減少傾向にあるのではないかとの意見があっ
67