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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》
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た。
○ 手術等の身体合併症を要する精神疾患患者の中でも、精神症状を理由とした療
養上の手間は、患者ごとに多様であるとの指摘があった。
17-9.診療科偏在対策について(別添資料⑤ P98~P125)
○ 外科の医師数の推移の内訳を見てみると、一般外科・消化器外科以外の全ての
診療科で増加傾向にある一方で、一般外科・消化器外科は一貫して減少してお
り、40 歳未満の若手医師数では、全体的には 2012 年と比較し 8%増加している
一方で、若手外科医については、 2012 年と比較し7%減少しており、若手消化
器外科医については、減少率がより大きく、過去 10 年間で 15%減少している。
○ 時間外・休日労働時間が年 1,860 時間換算を超える医師の割合が高い診療科は
脳神経外科(9.9%)、外科(7.1%)、形成外科(6.8%)、産婦人科(5.9%)、 救
急科(5.1%)であった。
○ 入院における臓器別手術件数の推移を見ると、食道・腹部の手術件数が最多で
あり、2020 年に減少したものの、2015 年以降増加傾向にある。
○ 外科医が1名以上いる病院と医育機関(3246 施設)において、所属外科医師数
が1~2人となる医療機関は全体の 48.7%(1581 施設)である一方、外科医
師数が6人以上の医療機関は 21.6%(700 施設)、10 人以上と集約化されている
医療機関は 9.1%(294 施設)であった。
○ 所属外科医師数が1~2人の医療機関の多くは、年間の手術件数が 100 件未満
であり、3~5人の医療機関でも、半数以上は年間手術件数が 500 件に満たな
い。
○ がん手術を含む高度な手術の集約化による、手術成績の向上や、勤務環境の改
善事例が示されており、山口大学医学部附属病院消化器外科では、各連携病院
と協議・連携することで、消化器外科症例の集約化と均てん化に向けた体制を
徐々に構築し、これまで手術で対応できなかった症例への高度な手術による対
応や、連携先病院の経営改善につながった。
○ 大学病院を含む一部の病院では、全国的に減少している消化器外科医など外科
医の診療体制を維持するため、外科医等への処遇改善を実施している。
○ 消化器外科領域の高度な手術(外保連試案の手術難易度D、Eかつ4時間以上
の手術)について、全国の多くの病院は年間 50 件未満である一方、大学病院
本院の多くが 200 件/年以上実施している。
○ 手術の休日・時間外・深夜加算1においてチーム制を採用している場合、診療
があった緊急呼び出し当番の翌日は、その待機時間が労働時間に該当するか否
かに関わらず、休日対応となるが、緊急呼び出し当番における診療の有無は予
見することができないため、通常、緊急呼び出し当番の翌日は休日として扱わ
れることになると考えられる。
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