よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 急性冠症候群の治療後や心停止蘇生後の患者は、人工呼吸器の管理等を要さな
い場合であっても、ICUやHCUにおいて厳格な不整脈のモニタリングを要
する場合があるが、このような患者は、現行の評価体系では「特定集中治療室
用・ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」で該当する項目がない
との意見があった。
○ 致死性不整脈等のリスクに備えた管理は、ICUやHCUの重要な役割の一つ
であることを踏まえて、「蘇生術の施行」「電気的除細動」「抗不整脈薬の投与」
「一時的ペーシング」等の処置について、「特定集中治療室用の重症度、医
療・看護必要度」「ハイケアユニット用の重症度、医療・看護必要度」での位
置づけを検討してはどうかとの意見があった。
○ 人工臓器サポートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない「動脈圧測定」
「中心静脈圧測定」は、中間ユニットがない医療機関においては集中治療室で
行うことがあるのではないかとの意見があった。
○ 「特定集中治療室用 重症度、医療・看護必要度」「ハイケアユニット用 重症
度、医療・看護必要度」の基準は、該当する患者や施設の割合を踏まえて検討
すべきではないかとの意見があった。
7-2.一般病棟用の重症度、医療・看護必要度について(別添資料② P155~P193)
(必要度Ⅰ・Ⅱについて)
○ 令和6年度改定における一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の評価項目の
見直しに伴い、急性期一般入院料1は割合①と割合②が設定された。
○ 令和6年 11 月1日時点では、必要度Ⅱを届け出ている施設は、急性期一般入
院料1は 99.0%、急性期一般入院料2-3は 78.3%、急性期一般入院料4- 6
では 41.0%であり、令和4年 11 月1日時点より増加していた。
○ 重症度、医療・看護必要度Ⅰの該当患者割合は急性期一般入院料2-3におい
てのみ令和4年よりも6年の割合が高かったが、Ⅰ・Ⅱとも、その他の入院料
については令和6年の割合は低下していた。
○ 重症度、医療・看護必要度の記録について、病棟看護管理者が課題に感じてい
ることは、「特になし」はⅠが 26.1%、Ⅱが 28.9%でありⅡの割合が高く、「看
護職員による記録忘れが多い」はⅠが 51.7%、Ⅱが 47.4%、「看護必要度に関す
る職員研修に手間がかかる」はⅠが 35.5%、Ⅱが 31.8%と I の割合が高かった。
また、「必要度の記録により、時間外勤務が発生している」は I が 19.7%、Ⅱが
21.0%であった。
○ 病棟において簡素化の必要性があるものとして、「計画書作成」(61.8%)、「(計
画書等の)患者や家族等による署名・記名押印」(45.1%)に次いで、「重症度、
医療・看護必要度の評価・記録」(38.8%)が多かった。
30