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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》 |
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手術を行うことが少ない診断群分類において包括内の出来高実績点数が高い傾
向であった。
○ 地域包括医療病棟において、緊急入院の割合や手術実施の割合に基づいて診断
群分類を層別化すると、1日あたりの包括内の出来高実績点数の分布は、手術
のない緊急入院、手術を行う緊急入院、手術予定のない予定入院、手術目的の
予定入院の順に高かった。
○ 患者ごとに予定/緊急入院、手術実施の有無により、1日当たりの包括内の出
来高実績点数の患者ごと分布を比較すると、手術を行わない緊急入院群では手
術目的の予定入院群と比較し、1日当たり包括内出来高実績点数の平均値は約
440 点高く、群による差が大きかった。
○ 医療資源投入量や年齢層が同じであっても ADL や要介護度は様々であり、医療
資源投入量では測定されない診療上の手間が示唆された。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 多疾患を有する救急患者は、搬送時点で急性期病棟と地域包括医療病棟のいず
れが適しているか判断が難しいとの意見があった。
○ 急性期病棟と地域包括医療病棟の双方を有している場合に、患者像は大きな違
いはなく、どのような患者を地域包括医療病棟でみてくのか、高齢者において
頻度の高い疾患をそうした病棟でみるということも考えられるのではないかと
の意見があった。
○ 手術に係るKコードを算定している地域包括医療病棟が多く、整形外科の標ぼ
うがある医療機関では療法士数や他の要件との兼ね合いから地域包括医療病棟
を届出やすいのではないかとの指摘があった。
○ 高齢者の疾患を幅広くみるという観点から、内科系疾患と外科系疾患の包括範
囲内の医療資源投入量について、バランスがとれるよう、その内訳や診療内容
を更に検討すべきではないかとの意見があった。
○ 緊急入院の受入時には様々な手間がかかるので、看護職員の療養上の世話の手
間について、投入している医療資源の一環として評価方法を検討してはどうか
との意見があった。
○ 地域包括医療病棟の届出が伸びてこないのは施設基準の厳しさが影響している
可能性があり、地域包括ケア病棟との患者像の類似も踏まえ、緩やかに統一し
ていくような評価方法も検討できるのではないかとの意見があった。
○ ADL については、リハビリテーション・栄養・口腔連携加算の算定有無と ADL
スコア平均や改善幅の検討だけでなく、実際に提供されたリハビリの量や介入
の時期等を踏まえ、どのような取組が効果的なのかといった検討を進めるべき
との指摘があった。
○ 高齢であるほど在院日数が長いのは当然の結果であると思われ、どのような患
者を受け入れているかを、急性期を含む入院の評価に組み込んではどうかとの
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向であった。
○ 地域包括医療病棟において、緊急入院の割合や手術実施の割合に基づいて診断
群分類を層別化すると、1日あたりの包括内の出来高実績点数の分布は、手術
のない緊急入院、手術を行う緊急入院、手術予定のない予定入院、手術目的の
予定入院の順に高かった。
○ 患者ごとに予定/緊急入院、手術実施の有無により、1日当たりの包括内の出
来高実績点数の患者ごと分布を比較すると、手術を行わない緊急入院群では手
術目的の予定入院群と比較し、1日当たり包括内出来高実績点数の平均値は約
440 点高く、群による差が大きかった。
○ 医療資源投入量や年齢層が同じであっても ADL や要介護度は様々であり、医療
資源投入量では測定されない診療上の手間が示唆された。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 多疾患を有する救急患者は、搬送時点で急性期病棟と地域包括医療病棟のいず
れが適しているか判断が難しいとの意見があった。
○ 急性期病棟と地域包括医療病棟の双方を有している場合に、患者像は大きな違
いはなく、どのような患者を地域包括医療病棟でみてくのか、高齢者において
頻度の高い疾患をそうした病棟でみるということも考えられるのではないかと
の意見があった。
○ 手術に係るKコードを算定している地域包括医療病棟が多く、整形外科の標ぼ
うがある医療機関では療法士数や他の要件との兼ね合いから地域包括医療病棟
を届出やすいのではないかとの指摘があった。
○ 高齢者の疾患を幅広くみるという観点から、内科系疾患と外科系疾患の包括範
囲内の医療資源投入量について、バランスがとれるよう、その内訳や診療内容
を更に検討すべきではないかとの意見があった。
○ 緊急入院の受入時には様々な手間がかかるので、看護職員の療養上の世話の手
間について、投入している医療資源の一環として評価方法を検討してはどうか
との意見があった。
○ 地域包括医療病棟の届出が伸びてこないのは施設基準の厳しさが影響している
可能性があり、地域包括ケア病棟との患者像の類似も踏まえ、緩やかに統一し
ていくような評価方法も検討できるのではないかとの意見があった。
○ ADL については、リハビリテーション・栄養・口腔連携加算の算定有無と ADL
スコア平均や改善幅の検討だけでなく、実際に提供されたリハビリの量や介入
の時期等を踏まえ、どのような取組が効果的なのかといった検討を進めるべき
との指摘があった。
○ 高齢であるほど在院日数が長いのは当然の結果であると思われ、どのような患
者を受け入れているかを、急性期を含む入院の評価に組み込んではどうかとの
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