よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

とらえられるため、リハビリテーションとして実施する効果を科学的に検証す
る必要もあるのではないかという指摘があった。
○ 病棟における生活の場に即した短時間のリハビリテーションは重要だが、例え
ばトイレ場面の介助等は短時間で終わり、カルテ記載を含めるとカルテ記載の
ほうが長くかかることもあるため、こうしたリハビリテーションの位置づけを
検討してはどうかとの意見があった。
○ 日常生活動作に関してオンデマンドでリアルタイムに介入していくことが、退
院後の生活に直結しているため、看護師は看護の視点で日々こうした支援を実
施している。今後、病棟での多様な職種の関わりが増えることにより、各職種
それぞれの視点を活かして日常生活動作への支援が行われるようになると考え
られるが、各職種がばらばらに関わることがないよう、有機的に連携させるこ
とが不可欠であり、マネジメントの知識や経験のある人材がしっかりとまとめ
ていくことが重要であるとの意見があった。
11-3.病棟における栄養管理について(別添資料③ P224~P229)
○ 累次の改定において、管理栄養士の病棟での業務が推進されているが、多くの
病棟では配置が進んでいない。
○ 管理栄養士が病棟で従事する時間が就業時間のうち2割未満の病棟が約3割あ
り、そのような病棟では栄養情報提供書の作成やミールラウンドの実施割合が
特に低かった。
○ 栄養サポートチーム加算の届出施設数は増加しているが、入院料により算定状
況は様々であった。未届け理由は、研修を受けた専門職確保が困難であること
が多く、チーム設置のメリットが少ないことも3割超となっていた。
○ 管理栄養士の病棟配置や多職種連携が要件となっている特定入院料や加算は、
原則、栄養サポートチーム加算の出来高算定や併算定はできない。
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 管理栄養士の業務として、給食管理業務が一定割合あるが、調理員不足により
調理等の業務が増えている場合もあり、そこを解決して、病棟での栄養管理に
専念できるようにしなければならないとの意見があった。
○ 栄養サポートチーム加算の算定回数が増えていないのは、患者がいないのでは
なく、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士が共同で診療を行うことの負担が大
きいのではないか。高齢者の入院が今後ますます増加する中で、栄養管理の観
点からどのように推進するか検証すべきではないかとの意見があった。
11-4.病棟における薬剤管理について(別添資料③ P230~P232)
○ 病棟薬剤業務実施加算の届出医療機関数は、平成 24 年度の加算新設以来、
年々増加している。
45