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総-1入院・外来医療等の調査・評価分科会における検討結果 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64046.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第618回 10/1)《厚生労働省》
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(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 子ども病院は、新生児の救急搬送が減っており、一般的な成人を診療する病院
とは質が異なるので、別の枠で捉えることも必要ではないかとの意見があった。
○ 離島において現場でできることは限られていると思われるため、現場の一線で
頑張っている医療機関や、流入を受け入れる医療機関を評価する必要性がある
のではないかとの意見があった。
○ 離島ではリモートの診療や患者搬送機能の向上等の資源を投入していくことが、
今後必要ではないかとの意見があった。
2. 高度急性期入院医療について(別添資料① P85~P121)
2-1.特定集中治療室等を有する病院について(別添資料① P86~P105)
○ 特定集中治療室管理料等の届出医療機関数と治療室の届出病床数は、長期的に
はやや増加傾向である。
○ 「特定集中治療室管理料」「ハイケアユニット入院医療管理料」を算定する病
院について、その多くが、「二次救急医療施設」「三次救急医療施設」であり、
約6割の病院が年間救急搬送件数 4,000 件以上であったが、一部には年間救急
搬送件数が 1,000 件未満である病院や、救急部門を有していない病院もあった。
○ 年間全身麻酔実施件数は、多くの病院で 1,000 件以上であったが、一部には
500 件未満の病院もあった。
○ 「脳卒中ケアユニット入院医療管理料」を算定する病院について、その多くが
「A205-2」超急性期脳卒中加算又は「K178-4」経皮的脳血栓回収術を一定回数
実施していたが、一部には、これらの治療を実施していない病院もあった。
○ 「特定集中治療室管理料」「ハイケアユニット入院医療管理料」を算定した患
者の「医療資源を最も投入した傷病名」には、ばらつきがあった。
○ 「特定集中治療室管理料」「ハイケアユニット入院医療管理料」を算定した患
者のうち、救急搬送され入院した患者は約 38%であり、全身麻酔を受けた患者
は約 58%であった。いずれも受けていない患者は、約 14%であった。
○ 「救命救急入院料」 「脳卒中ケアユニット入院医療管理料」では救急外来か
らの入室が多く、「特定集中治療室管理料」 「ハイケアユニット入院医療管理
料」では救急外来に加えて手術室からの入室が多かった。また、いずれの区分
においても、急変による入室が一定割合存在した。
○ 「特定集中治療室管理料」 「ハイケアユニット入院医療管理料」を算定する
治療室の重症な入室患者数は、年間救急搬送件数と軽度の正の相関があり、年
間全身麻酔実施件数と正の相関があった。
○ 特定集中治療室においては、年間救急搬送件数が多い病院ほど、入室患者の1
日当たり医療資源投入量が高い傾向があった。また、年間全身麻酔実施件数が
多い病院ほど、1日当たり医療資源投入量が 2,500 点未満の患者数が多い一方
で、20,000 点以上の患者数も多い傾向があった。
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