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参考資料5 全国がん登録 届出マニュアル2025<公開> (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60625.html
出典情報 厚生科学審議会 がん登録部会(第32回 8/4)《厚生労働省》
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第 2 章:届出項目について
腫瘍情報

進展度・術後病理学的
項目番号

全国

17

院内

680

用途

集計

治療前に得られた情報(進展度・治療前)に、手術や病理組織学的検索で得られた知見を補足、修
正して決定される病期を表す項目
(がん登録等の推進に関する法律施行規則第 4 条)


進展度・治療前と進展度・術後病理学的の 2 通りの分類があります。基本的な考え方は、UICC
TNM 悪性腫瘍の分類第 8 版の『総則』の 6 つの原則に示された考え方を参考に判断します。



進展度・治療前の診断後、手術の前に、初回の治療が開始された場合、進展度・術後病理学的
は「660 術前治療後」を適用します。



白血病及び多発性骨髄腫を除く、全ての組織型に適用されます。



複数の区分に該当する場合、より高い進展度の区分を選択します。例えば、領域リンパ節転移
と隣接臓器浸潤の知見が両方認められる場合、隣接臓器浸潤を選択します。



判断に疑いの余地がある場合、より進展度の低い区分を選択します。



初回の進展度・治療前、進展度・術後病理学的が確定した後に転移が診断された場合でも、初
回の進展度・治療前、進展度・術後病理学的ともに修正は行いません。



死体解剖の情報(発見経緯が「4:剖検発見」の場合)は、病理組織学的検索で得られた知見
と同等に適用するので、進展度・術後病理学的に反映します。
【コードの選択】
400

上皮内

410

限局

420

領域リンパ節転移

430

隣接臓器浸潤

440

遠隔転移

660

手術なし又は術前治療後

届出項目の概説「進展度について」参照

当該がんの手術が自施設で行われなかった場合、適用しま
す。
進展度・治療前の診断後、手術の前に、初回の治療が開始
された場合、適用します。

777

該当せず

白血病、多発性骨髄腫(局在コードが C42.0 又は C42.1)の
場合、適用します。

499

不明

容易な適用は避けて、進展度区分の判断に必要な情報が
ない場合、適用します。
原発巣が不明(局在コードが C80.9)の場合、適用します。

45