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参考資料5 全国がん登録 届出マニュアル2025<公開> (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60625.html
出典情報 厚生科学審議会 がん登録部会(第32回 8/4)《厚生労働省》
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第 2 章:届出項目について
腫瘍情報

病理診断
全国
項目番号
院内

10
320 病理診断・形態コード

用途

集計

329 病理診断・組織型テキスト

当該がんの形態
(がん登録等の推進に関する法律施行規則第 3 条第 2 号~第 4 号)
当該がんを分類していく上で分類の基本となるものです。
ICD-O-3.2(国際疾病分類-腫瘍学-第 3.2 版)に従って、その形態コードを用いて分類
します。
ICD-O の形態コードは全 6 桁から成り、最初の 4 桁で腫瘍の細胞型(組織型)を、次の 1
桁で性状を、次の 1 桁で分化度等を表します。
【コードの選択】
5 桁目 性状
0
1

良性
良性又は悪性の別不詳
境界悪性、低悪性度、悪性度不明

2

上皮内癌
上皮内、非浸潤性、非侵襲性

3

6 桁目 異型度、分化度、免疫学的表現型

悪性

異型度 I、高分化(型)
異型度 II、中分化(型)
異型度 III、低分化(型)

4

異型度 IV、未分化(型)、退形成

5

T 細胞

6

B 細胞、前 B 細胞、B 前駆細胞

7

ヌル細胞、非 T・非 B 細胞

8

NK 細胞、ナチュラルキラー細胞

9

異型度、分化度もしくは細胞型が未定、未記載、も
しくは適応外

治療の影響による組織型変化が想定される場合、治療前に得られた組織型を優先し、それ以外は
より詳細な病理診断報告に基づき決定します。
病理学的診断が行われていない場合
ICD-O-3 の形態コードは、原則として病理学的診断に基づき導かれるものですが、病理学
的診断がなされていない腫瘍の記録のため、特別に、新生物・腫瘍,NOS(8000)を用いま
す。
また、いくつかの腫瘍については、病理学的な検討を行うことなく合理的に形態学的な性
状を決定できるとする国際的な合意があります。がん登録では、この国際的合意に準じて、
これらの腫瘍に該当する形態コードは病理学的診断がなされていなくとも適用します。

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