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地方創生2.0基本構想(令和7年6月13日閣議決定) 本文 (21 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_chihousousei/index.html#kihon
出典情報 地方創生2.0基本構想(令和7年6月13日閣議決定)(6/13)《内閣官房》
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極分散で多様な社会を構築していく。また、激甚化・頻発化する災害や、高度
化・複雑化する犯罪などへの対応も進めていく。
人口減少が進む中でも、地域に生きる人々の不安を解消することで、新たな
チャレンジや自己実現を図るための基盤を形成することができる。これらの取
組の結果、多様で豊かな地域コミュニティの形成が図られ、地方に新たな魅力
と活力をもたらし、一層豊かな生活環境の創生につながっていく。
【10 年後に目指す姿】
〇 安心して暮らせる地方をつくる
・ 身近な生活必需品の買物に不自由しない
: 地域の買物環境を維持・向上する取組が行われている市町村の割合
を 10 割とする
・ 日常の医療・介護サービスに不自由しない
: 地域の医療・介護サービスを維持・確保する取組が行われている地方
公共団体の割合を 10 割とする
・ 日常の移動に不自由しない
: 「交通空白」地区において、それを解消する取組が行われている市町
村の割合を 10 割とする
・ 災害時も避難所の生活環境が確立されている
: スフィア基準を満たす避難所を整備するための災害用物資・資機材
の備蓄を行っている市町村の割合を 10 割とする
・ 人々が地域での暮らしに満足感を持っている
: 生活がこれからよくなっていくと思う人の割合を3倍とする

(3)「新しい日本・楽しい日本」
強い経済基盤と豊かな生活基盤を構築した上で、若者や女性にも選ばれる地
方(=新しい地方・楽しい地方)、高齢者も含め誰もが安心して暮らし続けるこ
とができ、一人一人が幸せを実現できる地方を創っていく。全ての人が安心と
安全を感じ、自分の夢に挑戦し、
「今日より明日はよくなる」と実感できる。多
様な価値観を持つ一人一人が、互いに尊重し合い、自己実現を図っていくこと
ができる活力ある地方・国家、それが「新しい日本・楽しい日本」である。
特に、若者には、進学・就職・結婚等、その人生において多くの選択の分岐点
が存在するとともに、様々な可能性が広がっている。こうした可能性の広がり
がある若者が、多様な生き方を選択できることを大切にし、性別等にかかわら
ずやりがいのある仕事に就きながら自立して成長していくことができ、多様な
生き方を尊重され、安心して生活することができる地域社会を目指していく。
若者が進学等を機に地域を離れる選択をした場合でも、都市や海外等で自己実
現を果たし、10 年、20 年の歳月を経て地域に戻り、培った経験や人的ネットワ
ークなどをいかして活躍することも、地域にとって大きな力となる。
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