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総ー8参考1[1.2MB] (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63440.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第617回 9/17)《厚生労働省》 |
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提出者
関係団体
関係団体
具体的内容
減するため、副作用の早期発見と対処法も指導します。*
個別レシピ・運動提案: 食塩制限食の具体的なレシピや、
自宅で簡単にできる運動、隙間時間に行えるストレッチな
ど、患者さんの生活に合わせた実践的なアドバイスを提
供します。* 心理的サポート: 血圧管理は長期にわたるた
め、患者さんのモチベーション維持が重要です。薬剤師
は、患者さんの努力を認め、共感し、行動変容を促す声
かけを継続的に行います。【多職種連携と受診勧奨】〇医
師への詳細な情報共有 患者さんの血圧コントロール状
況、生活習慣改善の進捗、薬剤師が行った介入内容、懸
念事項などを定期的に主治医に報告します。特に、血圧
が目標値から大きく外れている場合や、新たな症状が出
現した場合には、速やかに医師へ情報共有し、適切な受
診を促します。〇必要に応じた専門職への橋渡し より専
門的な栄養指導が必要な場合は管理栄養士、運動指導
が必要な場合は運動指導士など、地域の関係機関や専
門家と連携し、患者さんが最適なサポートを受けられるよ
うに橋渡しを行います。
選定療養に対する例外を無くし、すべての患者から徴収
する。
2024 年 12 月に製造販売承認を受け、2025 年 4 月に参
天製薬株式会社より発売となった「アトロピン硫酸塩水和
物(リジュセアミニ 0.025%点眼液)」による近視進行抑制
治療
理由
いかなる理由があろうと選定療養費を徴収しないと、抜け穴を作ることになるので。
日本では裸眼視力 1.0 未満の小中学生の割合が年々増加し、令和 4 年度の文部科学省の調査では小学生
37.9%、中学生 61.2%と過去最多を更新しました 1)。屋外活動の減少やデジタル機器の普及が背景にあり、小児期
の視力低下による学力や生活への影響が懸念されます 2)。
近視は進行性で不可逆な疾患で、進行に伴い緑内障や網膜剥離、黄斑症などのリスクが増加します 3)。2050 年に
は世界人口の 49.8%が近視になると予想され 4)、その対策は国際的な課題です。
近視は主に成長期の眼軸長延長によって生じます。近視進行抑制には屋外活動の改善や医療機器の活用が行わ
れていますが、低濃度アトロピンの点眼が効果的であることが、長期臨床研究で確認されています。
昨年 12 月 27 日、参天製薬株式会社の「アトロピン硫酸塩水和物(リジュセアミニ 0.025%点眼液)」が、「近視の進
行抑制」の適応で製造販売承認を受けました。この承認により、近視進行対策が大いに進むことが期待されます。し
かしながら、本剤による近視進行抑制治療は「公的医療保険の対象外と整理する方針」として、薬価収載されないた
め、自由診療で行われており、以下のような問題が生じます。
①費用負担が高額となり、経済的理由で治療を受けられない児童が発生する
②点眼治療中に眼鏡やコンタクトレンズを調整する必要があるが、現在は保険適用となっているそれらの治療が自
費負担となり、自治体の医療費給付も受けられなくなる
③混合診療に抵触することを懸念する医療機関が消極的となり、治療が普及しない
以上の問題を軽減するため、以下の「近視の診断/経過観察に必要な診療報酬項目」に示す項目を、リジュセアミニ
点眼液の処方時でも保険請求・償還が可能としていただくよう要望いたします。これらの診療報酬項目は、学校検診
で視力低下の指摘を受けて眼科を受診した際や眼鏡やコンタクトレンズの調整を行う際に保険診療で行われている
検査に該当します。リジュセアミニ点眼液の処方は、これらの検査と連続して行われることが想定されます。保険外
併用が認められることで、児童は従来と同様の医療を受けながら、リジュセアミニ点眼液を含む近視進行抑制治療
の恩恵を受けられます。
(近視の診断/経過観察に必要な診療報酬項目)
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関係団体
関係団体
具体的内容
減するため、副作用の早期発見と対処法も指導します。*
個別レシピ・運動提案: 食塩制限食の具体的なレシピや、
自宅で簡単にできる運動、隙間時間に行えるストレッチな
ど、患者さんの生活に合わせた実践的なアドバイスを提
供します。* 心理的サポート: 血圧管理は長期にわたるた
め、患者さんのモチベーション維持が重要です。薬剤師
は、患者さんの努力を認め、共感し、行動変容を促す声
かけを継続的に行います。【多職種連携と受診勧奨】〇医
師への詳細な情報共有 患者さんの血圧コントロール状
況、生活習慣改善の進捗、薬剤師が行った介入内容、懸
念事項などを定期的に主治医に報告します。特に、血圧
が目標値から大きく外れている場合や、新たな症状が出
現した場合には、速やかに医師へ情報共有し、適切な受
診を促します。〇必要に応じた専門職への橋渡し より専
門的な栄養指導が必要な場合は管理栄養士、運動指導
が必要な場合は運動指導士など、地域の関係機関や専
門家と連携し、患者さんが最適なサポートを受けられるよ
うに橋渡しを行います。
選定療養に対する例外を無くし、すべての患者から徴収
する。
2024 年 12 月に製造販売承認を受け、2025 年 4 月に参
天製薬株式会社より発売となった「アトロピン硫酸塩水和
物(リジュセアミニ 0.025%点眼液)」による近視進行抑制
治療
理由
いかなる理由があろうと選定療養費を徴収しないと、抜け穴を作ることになるので。
日本では裸眼視力 1.0 未満の小中学生の割合が年々増加し、令和 4 年度の文部科学省の調査では小学生
37.9%、中学生 61.2%と過去最多を更新しました 1)。屋外活動の減少やデジタル機器の普及が背景にあり、小児期
の視力低下による学力や生活への影響が懸念されます 2)。
近視は進行性で不可逆な疾患で、進行に伴い緑内障や網膜剥離、黄斑症などのリスクが増加します 3)。2050 年に
は世界人口の 49.8%が近視になると予想され 4)、その対策は国際的な課題です。
近視は主に成長期の眼軸長延長によって生じます。近視進行抑制には屋外活動の改善や医療機器の活用が行わ
れていますが、低濃度アトロピンの点眼が効果的であることが、長期臨床研究で確認されています。
昨年 12 月 27 日、参天製薬株式会社の「アトロピン硫酸塩水和物(リジュセアミニ 0.025%点眼液)」が、「近視の進
行抑制」の適応で製造販売承認を受けました。この承認により、近視進行対策が大いに進むことが期待されます。し
かしながら、本剤による近視進行抑制治療は「公的医療保険の対象外と整理する方針」として、薬価収載されないた
め、自由診療で行われており、以下のような問題が生じます。
①費用負担が高額となり、経済的理由で治療を受けられない児童が発生する
②点眼治療中に眼鏡やコンタクトレンズを調整する必要があるが、現在は保険適用となっているそれらの治療が自
費負担となり、自治体の医療費給付も受けられなくなる
③混合診療に抵触することを懸念する医療機関が消極的となり、治療が普及しない
以上の問題を軽減するため、以下の「近視の診断/経過観察に必要な診療報酬項目」に示す項目を、リジュセアミニ
点眼液の処方時でも保険請求・償還が可能としていただくよう要望いたします。これらの診療報酬項目は、学校検診
で視力低下の指摘を受けて眼科を受診した際や眼鏡やコンタクトレンズの調整を行う際に保険診療で行われている
検査に該当します。リジュセアミニ点眼液の処方は、これらの検査と連続して行われることが想定されます。保険外
併用が認められることで、児童は従来と同様の医療を受けながら、リジュセアミニ点眼液を含む近視進行抑制治療
の恩恵を受けられます。
(近視の診断/経過観察に必要な診療報酬項目)
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