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入ー2 (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00280.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第10回 8/28)《厚生労働省》
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病院と在宅医療等との連携を要件とする診療報酬上の評価の例とその趣旨


病院と在宅医療等との連携に係る診療報酬上の評価においては、主として顔の見える関係の構築をめざした要件と、緊
急入院等に備え個別の患者の診療情報の共有を行うための要件があり、後方支援に係る加算では双方を要件としている。
○ 各要件におけるカンファレンスの頻度や情報共有の方法は異なっているが、ICTを活用して常時診療情報等が確認でき
る場合には、文書の代用とすることができる他、カンファレンスの頻度は低く設定されている。

主な趣旨

区分番号

概要

患者紹介等における連 A246
施設間の連携を推進した上で、入院早期より退
携の円滑化を目指した 入退院支援加算
院困難な要因を有する患者を抽出し、入退院支
「顔の見える関係」 A246-2
援を実施することを評価するもの。
(具体的には、施設の 精神科入退院支援加算
職員どうしが知り合っ
あらかじめ地域連携診療計画を共有する連携保
ていること、計画見直 B009
険医療機関において、計画に基づく療養を提供
診療情報提供料(Ⅰ)
し等の共同作業を行っ
するとともに、退院時の患者の状態や在宅復帰

ていること等)を求め 16
後の患者の状況等について、退院月又はその翌
地域連携診療計画加算
ているもの
月までに情報提供を行った場合に算定する。

求められる連携
・年3回以上の頻度で対面又はビデオ通話が可能な機器を用
いて面会し、情報の共有等を行うこと。
(面会には、個別の退院調整に係る面会等を含めて差し支え
ない。)
・地域連携診療計画に係る情報交換のために、年3回以上の
頻度で面会し、情報の共有、地域連携診療計画の評価と見直
しが適切に行われていること。

・過去1年以内に、緩和ケアを受ける患者の紹介、緩和ケア
に係る研修又は共同でのカンファレンスの実施等の際に、医
A310
在宅緩和ケアを提供する連携医療機関からの求 師その他の職員が面会した実績を記録すること。
緩和ケア病棟入院料
めに応じて、あらかじめ文書で情報提供を受け ・緊急に入院を要する可能性のある患者について、病状及び
注2
た患者について、急変時等に入院させた場合に 投薬内容のほか、患者及び家族への説明等について、予め文
緩和ケア病棟緊急入院
加算する。
書による情報提供を受けること。(ICTの活用により、常
初期加算
に連携保険医療機関の有する診療情報の閲覧が可能な場合は
代用可)
上記に加え、より確実
以下の体制や要件を満たすこと。
で迅速な対応を目指し
・24時間連絡を受ける担当者の連絡先を文書で共有
て、入院の可能性のあ
在宅医療を行うにあたり、緊急時における後方 ・入院希望患者の診療が24時間可能な体制確保
る患者等を予め医療機
病床の確保が重要であるとの観点から設けられ ・入院希望患者に緊急入院の必要が生じた場合に入院できる
在宅療養後方支援病院
関が把握することを求
た、後方病床をもつ医療機関について評価する 病床の常時確保
めているもの
もの。
・連携医療機関との間で、3月に1回以上患者の診療情報の
交換(記録が残るものに限る。)
・入院希望患者の最新の一覧表の作成
・ICTを活用して診療情報及び病状急変時の対応方針を常
介護保険施設等において療養を行っている患者
に確認可能な体制をもち、かつ年3回以上のカンファレンス
の急変時等に、当該介護保険施設等の従事者の
A253
による診療情報及び急変時の対応方針の共有を行うこと。
協力対象施設入所者入 求めに応じて診療情報及び病状の急変時の対応
又は
院加算
方針等を踏まえて診療が行われ、入院の必要性
・1月に1回以上のカンファレンスによる診療情報及び急変
を認め入院させた場合に、入院初日に算定する。
時の対応方針の共有を行うこと。

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