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入ー2 (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00280.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第10回 8/28)《厚生労働省》
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入退院支援に係る現状と課題②
(入退院支援に係る具体的な支援内容について)750円のコースにしました
• 身寄りがなく同居者が不明な者(配偶者や親族等の身元保証人が確認できなかった者)に対する入退院支援とし
て、「入院時に成年後見人等の確認を行っている」は77.1%、「行政を含めた対応を検討し、統一した対応を
行っている」は57.1%、「病院内で対応を検討し、統一した対応を行っている」は50.6%であった。
• 「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」には、身寄りがな
い患者に係る調整状況等についてまとめられている。
• 地域連携診療計画加算届出施設は微増しているが、算定回数はほぼ横ばいである。適切な情報連携等、入退院支
援ルールの普及促進等を進めていることで、円滑な入退院につなげることが可能となる。
• 介護支援等連携指導料の算定に関する課題について尋ねたところ、「課題あり」と答えたのは47.6%であった。
具体的には、「介護支援専門員(ケアマネジャー)との調整に時間を要す」52.9%、「在院日数が限られるため、
介護支援専門員(ケアマネジャー)との連携が難しい」47.4%であった。急性期一般1、特定機能病院において、
「在院日数が限られるため、介護支援専門員(ケアマネジャー)との連携が難しい」が6割を越えていた。
• 「患者が高齢者施設等に退院するにあたって、施設から金銭等を受け取ったことがありますか。」という問いに
対して、「受け取ったことがある」が4医療機関、「金品の提供を打診されたが、受け取っていない」が6医療
機関あった。
• 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う一般病棟での面会制限に伴う影響として、患者と家族の関係性の把握、
家族の思いを共有することが難しく、患者や家族の状況、家族の意向を踏まえた退院支援を進めることが難しい
状況が生じていた。
• 面会時のルールについて、「家族等の面会は24時間制限していない」と回答したのは2.4%であった。面会につ
いて、「面会時間を日中に制限している」は80.9%、「面会者の年齢(子供・高齢者等)に制限を設けている」
は61.5%、「患者1人につき1日の面会人数を制限している」は58.8%、「面会は予約制である」は29.8%で
あった。

【課題】
○ 入退院支援に係る「退院困難な要因」や、病棟種別毎に必要な支援の密度について、どのように評価するか。
○ 入退院支援に係る具体的な支援に当たって、身寄りのない人への支援、面会の制限、紹介先との利害関係等に
ついて現状をどのように評価するか。
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