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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00280.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第10回 8/28)《厚生労働省》 |
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(特定集中治療室等を有する病院について)
• 「救命救急入院料」 「脳卒中ケアユニット入院医療管理料」では救急外来からの入室が多く、「特定集中治療室管理料」 「ハ
イケアユニット入院医療管理料」では救急外来に加えて手術室からの入室が多かった。また、いずれの区分においても、急変に
よる入室が一定割合存在した。
• 「特定集中治療室管理料」 「ハイケアユニット入院医療管理料」を算定する治療室の重症な入室患者数は、年間救急搬送件数
と軽度の正の相関があり、年間全身麻酔実施件数と正の相関があった。
• 年間救急搬送件数が多い病院ほど、特定集中治療室の入室患者の1日あたり医療資源投入量が高い傾向があった。年間全身麻酔
実施件数が多い病院では、ハイケアユニットの入室患者の1日あたり医療資源投入量が低い傾向があった。
• 年間救急搬送件数が2,000件以上の病院では、ハイケアユニットの入室患者の1日あたり医療資源投入量が高い傾向があった。
年間全身麻酔実施件数が多い病院では、ハイケアユニットの入室患者の1日あたり医療資源投入量が低い傾向があった。
• 「脳卒中ケアユニット入院医療管理料」を算定する治療室のうち、「頭蓋内圧持続測定を必要とする患者」を原則受け入れ可能
な治療室は約5割であり、「脳梗塞に対するrt-PA療法・血栓回収療法を受けた患者」を原則受け入れ可能な治療室は約8割で
あった。
(特定集中治療室管理料の医師配置要件について)
• 専任の医師に宿日直を行う医師が含まれる「特定集中治療室管理料5、6」とそれ以外の区分において、処置・モニタリングに
関連する項目や、患者状態に関する項目に関する患者受入方針に大きな差を認めなかった。救急外来受診に関する項目について
は、「特定集中治療室管理料1、2」において三次救急で搬送された患者を受け入れている割合が比較的多い傾向があった。
• 集中治療の経験を5年以上有する医師は、当該医師の配置が要件とされていない区分においても、一定の配置が行われていた。
• 「特定集中治療室管理料5、6」では、その他の区分と比較して、夜間・休日に「その他の診療科の医師」を配置している割合
が多かった。
(重症患者対応体制強化加算について)
• 重症患者対応に係る体制について、集中治療領域における重症患者対応の強化及び人材育成に係る体制を評価する「重症患者対
応体制強化加算」がある。
• 特定機能病院において「重症患者対応体制強化加算」を届出できない理由を聞いたところ、「急性期充実体制加算届け出ていな
い」が82.9%と多い一方で、その他の理由についてはいずれも20%未満であった。
【課題】
○
救急搬送件数や年間全身麻酔手術実施件数が一定以上である病院の治療室とそれ以外の病院の治療室における重症度等の関係
についてどのように評価するか。
○ 「特定集中治療室管理料1~4」を算定する治療室と、「特定集中治療室管理料5、6」を算定する治療室における専任の医
師の違いについてどのように評価するか。
○ 「重症患者対応体制強化加算」の調査結果についてどのように評価するか。
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