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資料2‐2 令和6年度 業務実績概要説明資料 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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飲料と抑うつの関連を解析
~甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、砂糖入りコーヒーによる抑うつリスク上昇、
ブラックコーヒーによる抑うつリスク低下を確認~
野菜・果物の摂取が抑うつに予防的に作用し得ることを先行研究で
発表したが(Narita et al. 2021. Transl Psychiatry)、野菜・果物ジュース
がどのように作用するかは示されていなかった。コーヒーについては、
砂糖入りとブラックに分けて解析した研究は限られていた。
飲料が抑うつリスクに与える影響
→ 40-74歳の地域住民コホート約10万人を対象としたアンケート調
査で、飲料摂取と5年後の抑うつとのリスクとの関連を縦断調査。統
計解析には因果推論のフレームワーク(G-formula)を使用。
今回の発見
・甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、
砂糖入りコーヒーによる抑うつリスク上昇
・ブラックコーヒーによる抑うつリスク低下
を確認。
⚫ 野菜・果物ジュースと抑うつの関連を示したのは本研究が世界初であり、他国や他人種による研究
の再現を期待。
⚫ コーヒーは砂糖入りか、またはブラックで飲むかで抑うつへの影響が逆転する。
⚫ 糖分による脳由来神経栄養因子の減少と炎症作用と、カフェインによる抗酸化作用と抗炎症作用の
影響を示唆。
本研究は、栄養学専門誌「Clinical Nutrition」で発表された(2024年4月受理)。
“Association of sugary drinks, carbonated beverages, vegetable and fruit juices, sweetened and black coffee, and green
tea with subsequent depression: A five-year cohort study.”
Narita et al. 2024. Clinical Nutrition.
12
~甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、砂糖入りコーヒーによる抑うつリスク上昇、
ブラックコーヒーによる抑うつリスク低下を確認~
野菜・果物の摂取が抑うつに予防的に作用し得ることを先行研究で
発表したが(Narita et al. 2021. Transl Psychiatry)、野菜・果物ジュース
がどのように作用するかは示されていなかった。コーヒーについては、
砂糖入りとブラックに分けて解析した研究は限られていた。
飲料が抑うつリスクに与える影響
→ 40-74歳の地域住民コホート約10万人を対象としたアンケート調
査で、飲料摂取と5年後の抑うつとのリスクとの関連を縦断調査。統
計解析には因果推論のフレームワーク(G-formula)を使用。
今回の発見
・甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュース、
砂糖入りコーヒーによる抑うつリスク上昇
・ブラックコーヒーによる抑うつリスク低下
を確認。
⚫ 野菜・果物ジュースと抑うつの関連を示したのは本研究が世界初であり、他国や他人種による研究
の再現を期待。
⚫ コーヒーは砂糖入りか、またはブラックで飲むかで抑うつへの影響が逆転する。
⚫ 糖分による脳由来神経栄養因子の減少と炎症作用と、カフェインによる抗酸化作用と抗炎症作用の
影響を示唆。
本研究は、栄養学専門誌「Clinical Nutrition」で発表された(2024年4月受理)。
“Association of sugary drinks, carbonated beverages, vegetable and fruit juices, sweetened and black coffee, and green
tea with subsequent depression: A five-year cohort study.”
Narita et al. 2024. Clinical Nutrition.
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