よむ、つかう、まなぶ。
資料1‐2 令和6年度 業務実績概要説明資料 (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
評価項目1-3
医療の提供に関する事項
8.高齢者の運動器における慢性疼痛
⚫
ポ
イ
ン
ト
⚫
⚫
(1)
高齢者の非特異的慢性疼痛患者の横断的・縦断的研究データベー
スの作成を行い、10年間の縦断研究に対応。
バイオバンク事業を基盤とする高齢者慢性疼痛患者の臨床データ
と血液試料のリンクを可能にするデータベース構築
腰椎変性におけるインスリン抵抗性の関与(論文化)
バイオバンクを活用した慢性疼痛発生機序に関するゲノム解析
(新たな治療標的の探索)
⚫ 医工連携により開発した固有感覚機能診断治療装置を用いた、慢性
腰痛に対する介入試験(特許取得、論文化)
⚫ 高齢者慢性腰痛の難治化に関わるリスク因子の解析(論文投稿)
⚫
高齢者運動器慢性疼痛患者データベースの作成
MiRNA Transcriptome 解析結果(2017 報告)と一致
高齢者の非特異的慢性疼痛患者
に対してバイオバンク同意取得
新たな老化機序
(3)
骨粗鬆症、サルコペニアな
ど老化因子との関連を調査
■固有感覚機能の低
下を診断し、特定振
動刺激を付与
腰痛の改善率は
78.1%、固有感覚の
改善率は81.3%
高齢者慢性疼痛におけるゲノム解析(新たな治療標的の探索)
■バイオバンク試料(慢性腰
痛219例、対照4,319例)に
対するGWAS
固有感覚機能と腰
痛の改善がリンク
P<1×10-6ゲノム関連を
示す座位は19ヶ所検出
治療標的の探索へ
(3)
腰椎変性におけるインスリン抵抗性の関与(論文化)
■腰椎黄色靱帯の肥厚に
関する多変量解析(横断
研究)
腰部脊柱管狭窄症1,119
例の黄色靱帯を臨床分類
インスリン抵抗性↑に
よる老化機序の可能性
固有感覚の賦活化による慢性腰痛治療機器の開発 (特許取得、論文化)
■慢性腰痛に対する振動付与による疼痛改善効果の検証(特定臨床研究)
対象者56名に治療介入し、疼痛に対する効果を検証
臨床情報とリンク
(2)
Y Sakai, et al. Spine Surg Relat Res. 2024
Y Sakai, et al. PlosS One 19(7), 2024
(4)
縦断的評価による慢性腰痛難治化のリスク因子の決定(論文投稿)
■慢性腰痛の難治例における多変量解析(前向き研究)
対象者361名に運動介入し、腰痛遺残のリスク因子を評価
体幹筋の萎縮による慢性
腰痛に対する運動療法の
効果不良
早期からの体幹運動
療法を推奨
Y Sakai, et al. Phys Ther. 2025 In press
39
医療の提供に関する事項
8.高齢者の運動器における慢性疼痛
⚫
ポ
イ
ン
ト
⚫
⚫
(1)
高齢者の非特異的慢性疼痛患者の横断的・縦断的研究データベー
スの作成を行い、10年間の縦断研究に対応。
バイオバンク事業を基盤とする高齢者慢性疼痛患者の臨床データ
と血液試料のリンクを可能にするデータベース構築
腰椎変性におけるインスリン抵抗性の関与(論文化)
バイオバンクを活用した慢性疼痛発生機序に関するゲノム解析
(新たな治療標的の探索)
⚫ 医工連携により開発した固有感覚機能診断治療装置を用いた、慢性
腰痛に対する介入試験(特許取得、論文化)
⚫ 高齢者慢性腰痛の難治化に関わるリスク因子の解析(論文投稿)
⚫
高齢者運動器慢性疼痛患者データベースの作成
MiRNA Transcriptome 解析結果(2017 報告)と一致
高齢者の非特異的慢性疼痛患者
に対してバイオバンク同意取得
新たな老化機序
(3)
骨粗鬆症、サルコペニアな
ど老化因子との関連を調査
■固有感覚機能の低
下を診断し、特定振
動刺激を付与
腰痛の改善率は
78.1%、固有感覚の
改善率は81.3%
高齢者慢性疼痛におけるゲノム解析(新たな治療標的の探索)
■バイオバンク試料(慢性腰
痛219例、対照4,319例)に
対するGWAS
固有感覚機能と腰
痛の改善がリンク
P<1×10-6ゲノム関連を
示す座位は19ヶ所検出
治療標的の探索へ
(3)
腰椎変性におけるインスリン抵抗性の関与(論文化)
■腰椎黄色靱帯の肥厚に
関する多変量解析(横断
研究)
腰部脊柱管狭窄症1,119
例の黄色靱帯を臨床分類
インスリン抵抗性↑に
よる老化機序の可能性
固有感覚の賦活化による慢性腰痛治療機器の開発 (特許取得、論文化)
■慢性腰痛に対する振動付与による疼痛改善効果の検証(特定臨床研究)
対象者56名に治療介入し、疼痛に対する効果を検証
臨床情報とリンク
(2)
Y Sakai, et al. Spine Surg Relat Res. 2024
Y Sakai, et al. PlosS One 19(7), 2024
(4)
縦断的評価による慢性腰痛難治化のリスク因子の決定(論文投稿)
■慢性腰痛の難治例における多変量解析(前向き研究)
対象者361名に運動介入し、腰痛遺残のリスク因子を評価
体幹筋の萎縮による慢性
腰痛に対する運動療法の
効果不良
早期からの体幹運動
療法を推奨
Y Sakai, et al. Phys Ther. 2025 In press
39