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資料1‐2 令和6年度 業務実績概要説明資料 (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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3.神経変性疾患の創薬・診断につながる新たな画像バイオマーカーの
ファースト・イン・ヒューマン試験
ポ
イ
ン
ト
⚫
⚫
⚫
(1)
これまで不可能だった、生体内のミクログリアを特異的に可視化するPET
リガンドの開発に成功
ファースト・イン・ヒューマン試験として健常者・アルツハイマー病患者、側頭葉
てんかん患者で有用性を評価
ミクログリアを標的とした治療薬開発の指標としての活用が期待できる
アルツハイマー病患者などの生体内ミクログリアの可視化に成功
① 認知症などの神経変性疾患に対して、ミクログリアを標的とした治療薬開発が
進んでいるが、信頼できるバイオマーカーがなかった。
② NCGGでは、ミクログリア特異的な画像バイオマーカーとして、[11C]NCGG401を
開発した。
③ 健常者を対象としたファースト・イン・ヒューマン試験で、 [11C]NCGG401 PET
が、ミクログリア密度を反映することが明らかにした。
④ [11C]NCGG401 PETは、アルツハイマー病や側頭葉てんかん患者における、
ミクログリア密度の上昇を捉えることができた。
⚫
⚫
⚫
評価項目1-2
実用化を目指した研究・開発の
推進及び基盤整備
タンパク質の凝集や沈着に関わる分子シャペロンHSP90を標的としたPETリガンド
を開発
ファースト・イン・ヒューマン試験として健常者において良好な動態を確認
シヌクレオパチーの創薬の促進や、診断の特異度を上げるマーカーとしての活用が
期待できる
(2)
分子シャペロンHSP90を生体内で可視化するPETリガンドの開発
① 分子シャペロンは、神経変性疾患におけるタンパク質の凝集や沈着に関わり、
その中でもHSP90は中心的な役割を果たしている。
② HSP90は、レビー小体病や多系統萎縮症などのシヌクレオパチーにおいて、
シヌクレインの凝集に関わり、密度は上昇しており、病態を反映する。
③ NCGGでは、 HSP90の画像バイオマーカーとして [11C]BIIB021を開発し、
健常者に対するファースト・イン・ヒューマン試験を実施中である。
④ HSP90を標的とした創薬に役立つ可能性に加え、現時点では特異性が低い
シヌクレインPETによる診断の補助的な役割が期待できる。
Ogata et al., 2022. Bioorg Med Chem Lett.
Ogata et al., 2024. J Nucl Med. (IF 9.1)
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ファースト・イン・ヒューマン試験
ポ
イ
ン
ト
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(1)
これまで不可能だった、生体内のミクログリアを特異的に可視化するPET
リガンドの開発に成功
ファースト・イン・ヒューマン試験として健常者・アルツハイマー病患者、側頭葉
てんかん患者で有用性を評価
ミクログリアを標的とした治療薬開発の指標としての活用が期待できる
アルツハイマー病患者などの生体内ミクログリアの可視化に成功
① 認知症などの神経変性疾患に対して、ミクログリアを標的とした治療薬開発が
進んでいるが、信頼できるバイオマーカーがなかった。
② NCGGでは、ミクログリア特異的な画像バイオマーカーとして、[11C]NCGG401を
開発した。
③ 健常者を対象としたファースト・イン・ヒューマン試験で、 [11C]NCGG401 PET
が、ミクログリア密度を反映することが明らかにした。
④ [11C]NCGG401 PETは、アルツハイマー病や側頭葉てんかん患者における、
ミクログリア密度の上昇を捉えることができた。
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評価項目1-2
実用化を目指した研究・開発の
推進及び基盤整備
タンパク質の凝集や沈着に関わる分子シャペロンHSP90を標的としたPETリガンド
を開発
ファースト・イン・ヒューマン試験として健常者において良好な動態を確認
シヌクレオパチーの創薬の促進や、診断の特異度を上げるマーカーとしての活用が
期待できる
(2)
分子シャペロンHSP90を生体内で可視化するPETリガンドの開発
① 分子シャペロンは、神経変性疾患におけるタンパク質の凝集や沈着に関わり、
その中でもHSP90は中心的な役割を果たしている。
② HSP90は、レビー小体病や多系統萎縮症などのシヌクレオパチーにおいて、
シヌクレインの凝集に関わり、密度は上昇しており、病態を反映する。
③ NCGGでは、 HSP90の画像バイオマーカーとして [11C]BIIB021を開発し、
健常者に対するファースト・イン・ヒューマン試験を実施中である。
④ HSP90を標的とした創薬に役立つ可能性に加え、現時点では特異性が低い
シヌクレインPETによる診断の補助的な役割が期待できる。
Ogata et al., 2022. Bioorg Med Chem Lett.
Ogata et al., 2024. J Nucl Med. (IF 9.1)
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