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参考資料3 薬剤師確保のための調査・検討事業 報告書(令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業) (437 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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〇経営状態
・大規模チェーン薬局と小規模薬局との調剤報酬の差が少ないため、大規模資本に太刀打
ちできない、小規模薬局への優遇を大きくしてほしい。
・健康サポート薬局等、求められる設備(施設基準)にコストがかかって大変。
・現場は人員を必要としているが、利益が年々落ちており給料水準を下げて採用活動をし
ても薬剤師が入ってこない。
・制度上業務内容と診療報酬が見合っていないため、給与に反映させられない。特に書類
整理や訪問対応などは煩雑で全く労働に見合っていない。
・利益率の低下が見込まれること。24 時間対応や、在宅対応にコストがかかることが予想
されるが、薬価差の縮小が見られる。
〇求人、人材紹介
・求人ニーズが薬学生にうまく伝わっていない。
・マッチングシステムがない。紹介会社への費用が高い。大学と薬局との関係性が低い。
・求人応募前の見学、お試し就労。
・月 2 回勤務できる薬剤師を求人している。条件に合わない薬剤師が多い。
・今の時代は、転職サイトを利用する薬剤師が多く紹介派遣会社を利用するが、派遣・紹
介会社の仲介手数料が高すぎる。
・薬剤師確保に関して、現在は紹介会社オンリーであり、手数料がそれなりにかかる。中
途採用メインのため、ハローワークや民間の求人広告など比較的安価で確保したいのが
本音である。
〇離職率
・転職ありきで考える人が多く定着率につながりにくくなっている。1 つの会社にいるこ
とでのメリットをもっと提示していく必要があると思う。
・入社してすぐ退職する人が多い。
〇(大手チェーン薬局進出等による)薬局増加
・大規模チェーンによる人材の囲い込み。
・大型チェーン薬局の進出。
・門前薬局には患者が集まらないような政策、地域の(家の近く)の薬局に行くようにす
る。
〇その他
・(医学)薬学部に入りたくとも、経済的に不可のため、別のコメディカルへ進む。
・1 日 40 枚の薬剤師設置基準。
・2 施設で勤務することに規制がある。

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