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資料 社会保障審議会福祉部会報告書(案) (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67170.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会(第32回 12/15)《厚生労働省》
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ート合格の仕組みを導入することとされており、この仕組みは一人ひと
りの状況に応じた学習の選択肢を拡大するものであることから、この仕
組みをしっかり周知していくことが必要との意見があった。
加えて、現在の本経過措置では、国家試験を受験しなくとも資格を取
得できる仕組みであることから、仮に延長する場合であっても受験を必
須にすることが必要であるとの意見があった。


厚生労働省においては、資格の信頼性の確保・質の担保・専門性の向
上等の観点から終了すべきといった意見や、介護福祉士養成施設の入学
者・介護人材確保等の観点から延長すべきといった意見、人材の質・量
の両面での検討が必要であり本経過措置を延長するか否かという二者択
一の議論だけでは不十分であるといった意見など、上記の意見を含めた
当部会及び福祉人材確保専門委員会における種々の意見を十分に踏まえ
つつ、次に述べる介護福祉士養成施設の役割も勘案しながら、経過措置
の在り方について必要な対応を講じられたい。

⑤ 介護福祉士養成施設の今後の在り方について
(介護福祉士養成施設の役割の再整理)
○ 今後、学生となる若者の減少が進行していくことを踏まえれば、介護
福祉士養成施設卒業者の国家試験義務付けの経過措置の取扱いの結果の
帰趨にかかわらず、介護福祉士養成施設の地域での役割の再整理・これ
からの方向性を示していくことが必要であるとの意見があった。
この点について、福祉人材確保専門委員会で出た意見を踏まえると、
これからの方向性については、主に以下の2つの観点での検討が必要で
ある。
① 国家資格の取得に向けた取組の強化
② 学生に対する授業を中心とした教育以外の地域において期待される
役割
(国家資格の取得に向けた取組の方向性)
○ 最近の国家試験の結果を見ると、日本人学生は 90%以上の合格率であ
る一方、留学生の合格率は 30%台であることを踏まえ、以下のような対
応が必要であるとの意見があった。
・ 留学生でも合格率が 100%に近い状況の介護福祉士養成施設もあれ
ば、そうでない介護福祉士養成施設もあることを踏まえた、好事例の
分析・収集・展開
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