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資料 社会保障審議会福祉部会報告書(案) (44 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67170.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 福祉部会(第32回 12/15)《厚生労働省》 |
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① 中核的介護人材の役割
(これまでの議論の経緯)
○ 介護人材については、従前、「将来展望・キャリアパスが見えづらい」
「専門性が不明確」「役割が混在」などの課題を抱えていたところ、若
年者人口の減少、介護ニーズの高度化・多様化等の課題を踏まえ、福祉
人材確保専門委員会において平成 27 年2月に報告書をとりまとめ、従
前の「まんじゅう型」から、目指すべき姿として「富士山型」を示し、
以下のような方向性を示している。
①「すそ野を拡げる」~人材のすそ野の拡大を進め、多様な人材の参入促進を図
る~
②「道を作る」~本人の能力や役割分担に応じたキャリアパスを構築する~
③「長く歩み続ける」~いったん介護の仕事についた者の定着促進を図る~
④「山を高くする」~専門性の明確化・高度化で、継続的な質の向上を促す~
⑤「標高を定める」~限られた人材を有効活用するため、機能分化を進める~
○
一方で、介護人材の目指すキャリアパスについて、全員がマネジメン
トを到達点とするのではなく、自らの選択でキャリアアップを目指すこ
とが必要であることから、厚生労働省において令和5年度に「山脈型キ
ャリアモデル」の絵姿が示された。山脈型キャリアモデルの中では、サ
ービスや経営のマネジメントを行う役割に加え、認知症ケア・看取りケ
ア等の特定のスキルを極めることや、現場に加え地域全体の介護力向上
を進めることなど、介護人材が目指すキャリアパスとして複数の道筋が
示されている。
この山脈型キャリアモデルについては、それぞれのキャリアパスに対
応した研修体系もあわせて整理されているところである。
(中核的介護人材の確保・育成)
○ 介護現場における中核的介護人材としては、国家資格である介護福祉
士が中心となることが考えられるところ、多様な介護人材の指導・育成、
介護職チームによるケアのコーディネートとチームメンバーの人材マネ
ジメントなど、担うべき役割は多様かつ重要である。また、新規の人材
だけでは介護現場でうまく機能しないことから、多様な人材の確保を目
指すにあたっては、介護職チームを適切に機能させるために必要な中核
的な役割を担う人材の確保・育成が必要になる。
前述した山脈型キャリアモデルも参考にしながら、中核的介護人材が
担うべき具体的役割・機能、そのために必要な資質・能力の整理を進め
42
(これまでの議論の経緯)
○ 介護人材については、従前、「将来展望・キャリアパスが見えづらい」
「専門性が不明確」「役割が混在」などの課題を抱えていたところ、若
年者人口の減少、介護ニーズの高度化・多様化等の課題を踏まえ、福祉
人材確保専門委員会において平成 27 年2月に報告書をとりまとめ、従
前の「まんじゅう型」から、目指すべき姿として「富士山型」を示し、
以下のような方向性を示している。
①「すそ野を拡げる」~人材のすそ野の拡大を進め、多様な人材の参入促進を図
る~
②「道を作る」~本人の能力や役割分担に応じたキャリアパスを構築する~
③「長く歩み続ける」~いったん介護の仕事についた者の定着促進を図る~
④「山を高くする」~専門性の明確化・高度化で、継続的な質の向上を促す~
⑤「標高を定める」~限られた人材を有効活用するため、機能分化を進める~
○
一方で、介護人材の目指すキャリアパスについて、全員がマネジメン
トを到達点とするのではなく、自らの選択でキャリアアップを目指すこ
とが必要であることから、厚生労働省において令和5年度に「山脈型キ
ャリアモデル」の絵姿が示された。山脈型キャリアモデルの中では、サ
ービスや経営のマネジメントを行う役割に加え、認知症ケア・看取りケ
ア等の特定のスキルを極めることや、現場に加え地域全体の介護力向上
を進めることなど、介護人材が目指すキャリアパスとして複数の道筋が
示されている。
この山脈型キャリアモデルについては、それぞれのキャリアパスに対
応した研修体系もあわせて整理されているところである。
(中核的介護人材の確保・育成)
○ 介護現場における中核的介護人材としては、国家資格である介護福祉
士が中心となることが考えられるところ、多様な介護人材の指導・育成、
介護職チームによるケアのコーディネートとチームメンバーの人材マネ
ジメントなど、担うべき役割は多様かつ重要である。また、新規の人材
だけでは介護現場でうまく機能しないことから、多様な人材の確保を目
指すにあたっては、介護職チームを適切に機能させるために必要な中核
的な役割を担う人材の確保・育成が必要になる。
前述した山脈型キャリアモデルも参考にしながら、中核的介護人材が
担うべき具体的役割・機能、そのために必要な資質・能力の整理を進め
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